更年期のつらい症状「冷え」は天然の香り“アロマセラピー”で緩和しましょう

更年期のつらい症状「冷え」は天然の香り“アロマセラピー”で緩和しましょう

更年期は人それぞれ様々な症状が現れるのが特徴です。例えば身体の不調として冷え、頭痛、関節痛・肩こりなど。メンタル面ではイライラ・集中力がない・不安感、うつ状態…こうした不調が重なり合って現れます。今回は、このような更年期の不調に合わせたアロマセラピー活用方法をお伝えしていきたいと思います。

冷え対策のためのアロマ活用法&おすすめ精油

更年期世代の冷えは卵巣機能の低下による自律神経の乱れも関係してきます。自律神経の乱れにより冷えとは逆の「のぼせ、ほてり」という症状も一緒に現れることが多いのが特徴です。今回は更年期の冷え対策におすすめの精油と活用法についてご紹介いたします。

おすすめの精油

サイプレスCupressus sempervirens(ヒノキ科 実・葉より抽出)

森林浴調の香りで気分を「スーっと」させてくれます。特徴としてうっ滞除去除去・発汗調整・自律神経調整作用などがあるといわれています。
また、マノオール(女性ホルモン様作用)、セドオール(ホルモン様作用)という成分を含んでいるので更年期の女性には特におすすめです。
ただし、女性ホルモン依存疾患(乳がん・子宮がんなど)の方は使用を控えた方がよいでしょう。

マジョラムOriganum majorana(シソ科・花と葉より抽出)

さわやかでスパイシーな香り。毛細血管拡張作用があるといわれているので手足末端の血液の流れを促してくれます。副交感神経の働きを優位にしてくれるので更年期世代のイライラ・不安・ストレス・不眠などにもおすすめの精油です。

おすすめの使い方

入浴:天然塩を使ったバスソルトとして

天然塩があれば簡単にオリジナルバスソルトが作れます。
天然塩30グラムにサイプレス2滴、マジョラム2滴を入れて混ぜ、ぬるめのお湯に入れてゆっくりと温まりましょう。血液循環を促すことで老廃物を排出しやすくし、身体の温かさを保ってくれます。
また、毎日の入浴タイムに精油を取り入れることで冷えだけでなくイライラ・疲労感・不眠などの解消にも役立ちます。

【注意】
肌に異常が現れた場合はすぐに使用を中止してシャワーで洗い流してください。
また風呂釜によってはバスソルトが使えない場合があります。その場合は2回に分けて手浴・足浴として使用してください。

足浴:洗面器を使って手軽に行えます

洗面器にお湯を入れて精油を2滴(1種類でも混ぜても)入れます。足首までつけてそのまま10分ほどおこないます。足の冷えは更年期女性の多くの方が感じていますが、直接足を温めて血行をよくすることは冷えだけでなく代謝アップにも役立ちます。

まとめ

アロマ入浴(足浴)を行うと体が温まるのはもちろんのこと、湯気で立ちのぼった香りは脳へも伝わります。すーっと鼻から息を吸って天然の香りを楽しんでみてください。
ゆったりした気分で行う入浴(足浴)は神経系の疲れも和らげてくれますよ。

参考文献

NARD JAPAN ナードアロマテラピー協会 ケモタイプ精油小事典
日本アロマセラピー協会 アロマセラピーアドバイザーテキスト
更年期と加齢のヘルスケア学会 中高年女性健康教育マニュアル

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