【子供の肥満度を診断】「ローレル指数」の活用で肥満予防しよう!

【子供の肥満度を診断】「ローレル指数」の活用で肥満予防しよう!

「ローレル指数」をご存知ですか?子供の肥満度の診断に用いられる数値です。6歳から12歳くらいまでが対象となります。子供にも生活習慣病などのリスクはあり、肥満は予防していかなくてはなりません。健康な体で成長できるよう、サポートしてあげましょう。

ローレル指数とは?

ローレル指数とは、スイスの生理学者フィリッツ・ローラー氏が提唱した、児童における肥満の程度を表す体格指数です。主に日本では6歳から12歳くらいまで、小学生期の体格判定に用いられてきました。数値の算出は、身長の値に大きく影響されるため、標準値の幅が広いという欠点があり、成長期を終えた青年期以降はBMIによって肥満度を測るのが一般的とされています。

ローレル指数の計算方法

ローレル指数は、以下の計算式に基づいて算出します。

体重(kg) ÷ 身長(m)の3乗 × 10

少々わかりにくいので、具体的に計算してみましょう。身長140cm (1.4m)、体重35kgのお子さんの場合、以下のようになります。

{35 ÷ (1.4×1.4×1.4)}× 10 =127.55102

四捨五入して、ローレル指数は「128」となります。

ローレル指数の数値の見方

ローレル指数でお子さんの肥満度を診断してみましょう。ローレル指数においては、130程度が標準的な体型と位置付けられています。

ただし、±15程度に収まっていればOKと診断されます。なお、プラス30以上の場合は「太りすぎ」、マイナス30以下の場合は「やせすぎ」と考えられています。

ただし、身長によってかなり数字が左右される指標なので、小学校低学年の場合は120~140、高学年の場合は110~135ぐらいを標準値の目安としたほうがよいとされています。

子供の肥満とは?

肥満は早めに対策を!

子供はぽっちゃりしているくらいが可愛いかもしれませんが、「肥満」はNG。なるべく早いうちに肥満治療に取り組み、生活習慣病などを予防しなければなりません。子供のうちでも動脈硬化は進行するといわれており、子供の脂肪肝や無呼吸症候群といった症状も確認されているそうです。

また、成長期の膝や腰に悪影響を与えることも多く、肥満の状態が長期に渡るのはよいことではありません。とくに、小学校高学年期の肥満は、そのまま体格が形成されてしまう思春期へと移行し、大人になっても肥満体型のままとなってしまうおそれがあるため要注意です。

子供の肥満の原因

子供の肥満の要因のほとんどは、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ってしまうことで起きるといわれています。糖分の多いおやつやジュースなどを与えすぎてはいませんか?食事のバランスが悪いことで、足りない栄養を補おうと食べすぎてしまっている場合もあります。

また、外で遊ぶ機会が減少し、運動不足に陥っているお子さんもいるかもしれません。子供のうちから消費エネルギーの少ない生活を送っていると、運動習慣が身につきにくくなると考えられています。できるだけ、エネルギーを発散する機会を設けてあげるようにしましょう。

まとめ

食生活の変化や体を動かす場所や機会の減少などにより、子供のうちから肥満体型となってしまうケースが増えています。「ローレル指数」などを目安とし、将来にわたって健康に過ごせるよう、お子さんの肥満予防および肥満治療を大人がしっかりサポートしていきたいですね。

参考・参照:日本医師会
(https://www.med.or.jp/kids/seika/genki/kb0704/index2.html)

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