【奈良県の名産品】独特な気候が生んだ「大和茶」は奥深い旨味が魅力!

【奈良県の名産品】独特な気候が生んだ「大和茶」は奥深い旨味が魅力!

全国屈指のお茶どころ、奈良県。奈良県の大和高原を中心とする地域で生産されているお茶は、総称して「大和茶」と呼ばれています。大和高原の独特な気候や環境が生み出す、他にはない奥深い味わいの大和茶について、その歴史や魅力をご紹介します!

大和茶のルーツとは?

奈良県とお茶の歴史は、およそ1200年以上前までさかのぼります。その起源は、弘法大師(空海)が唐からお茶の種を持ち帰り、奈良県宇陀市の仏隆寺に植えてお茶の製法を伝えたことだといわれています。お茶は仏教と深い関わりがあったことから、歴史のある寺院を中心に広がっていきました。

現在でも、仏隆寺には茶臼(茶の葉をひいて抹茶とするのに使う臼)や茶の実が保管されているそうです。

大和茶のおいしさ

育つ環境が作りだす味わい

大和茶のおいしさには、特有な気候や自然環境が関係しています。栽培地の1つである大和高原は、標高は300m以上、朝と夜の温度差が激しい高冷地で、平均気温や日照時間がお茶が育つにはギリギリの条件です。そのため、お茶はゆっくりと時間をかけて育ち、その分香り高く質のよいお茶ができあがるのだそうです。

厳しい環境下で育つ大和茶は、深みのある味わいが特徴で、二煎、三煎までおいしく味わうことができるのも魅力の1つです。少し長めに急須のお湯に浸していただくことが、よりおいしさを感じられる秘訣です。

爽やかな味わいとすがすがしい香りが魅力!

大和茶の魅力は、淹れた瞬間から広がる香りのよさです。渋みの中に旨味が感じられ、後味はすっきり。大和茶は有機・自然栽培で、手摘みから仕上げまで丁寧に仕上げる手揉み茶です。

現在では、煎茶、かぶせ茶、番茶、玉露、ほうじ茶、玄米茶など、数種類のお茶が生産されていて、それぞれのお茶に合った淹れ方でいただくことで、より旨味を感じられるそうです。

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郷土料理「茶がゆ」

奈良県の郷土料理の1つに、「茶がゆ」があります。作り方は、煮だした日本茶(主にほうじ茶)でお米を炊くというシンプルな料理で、粘りがでないようにさらっと炊き上げるのがコツです。

歴史は古く、聖武天皇の時代から食べられていたという記録も残っていて、現代でも西日本に広く伝わる家庭料理として知られています。

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まとめ

急須で淹れたお茶をゆっくり飲む時間は、気持ちも落ち着きまさに至福のひとときですよね。歴史が古く、現在でも丁寧に栽培、手摘みされて作られている大和茶。ギリギリの環境下で時間をかけて育ったからこその奥深い旨味を、ぜひ味わってみてくださいね。

【参考文献】
・奈良市/奈良の食・地産地消/奈良のお茶「大和茶」について 
(https://www.city.nara.lg.jp/site/naranoshoku/5761.html)閲覧日:2020年9月12日

・なら旅ネット/<奈良県観光公式サイト>/奈良と茶がゆの話
(http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/page/page_25.html)閲覧日:2020年9月12日

・JAならけん広報誌/まほろば/奈良のお茶“大和茶”のヒミツ
(https://www.ja-naraken.or.jp/magazine/pdf/201806.pdf) 閲覧日:2020年9月17日

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