【新潟県のご当地食材】食感がクセになる!そば好きなら一度は食べたい「へぎそば」とは?

【新潟県のご当地食材】食感がクセになる!そば好きなら一度は食べたい「へぎそば」とは?

新潟県のご当地食材「へぎそば」をご存知ですか?他のそばにはない、つるっとした舌触りと独特の弾力が特徴です。今回は、見た目もきれいな「へぎそば」の魅力をご紹介します。

へぎそばの発祥地は?

米所で有名な新潟県中越地方が発祥

へぎそばはコシヒカリの産地として有名な、新潟県の中越地方が発祥のご当地蕎麦です。発祥地は小千谷市とする説と、十日町市とする説がありますが、小千谷市の業者団体が先に「へぎそば」を商標登録しているため、十日町市のそば組合ではを「十日町へぎそば」を商標登録しています。

十日町市ってどんなところ?

豪雪地帯である十日町市は、毎年2月に開催される日本三大雪まつりのひとつである「十日町雪まつり」で有名です。また、米所であるため多くの棚田があり、なかでも「星峠の棚田」は絶景スポットとして知られています。

小千谷市ってどんなところ?

小千谷市は毎年9月に開催される「片貝まつり」が有名で、世界一という大きさを誇る四尺玉の花火が打ち上げられます。また、「泳ぐ宝石」とも称される錦鯉の発祥地であり、小千谷市の錦鯉は国内だけでなく海外でも高く評価されています。

へぎそばの特徴

つなぎに「布海苔」を使用

そばにはつなぎとして小麦粉が使われることが多いのですが、へぎそばは海藻の一種である布海苔を使っています。そのため、つるつるとしていて弾力のある食感が特徴的です。布海苔はお刺身のツマに使われていることが多い、紫色をした海藻です。乾燥した布海苔を銅鍋で煮ると緑色になるため、へぎそばは薄っすらと緑がかっています。

織物業が盛んな地域だからこそ生まれた

小千谷市や十日町市は織物でも有名な場所です。麻の織物である小千谷縮では、糸に張りを持たせるために布海苔を使っており、この工程からヒントを得て誕生したのが、そばのつなぎとして布海苔を使ったへぎそばです。

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「へぎ」に盛り付ける

名前の「へぎ」とは、木を剥いで作る四角い器のことです。「剥ぎ」が訛って「へぎ」と呼ばれるようになったと言われています。このへぎに盛り付けた布海苔を入れたそばがへぎそばなのです。

また、へぎそばは盛り付け方にも特徴があります。手繰りという盛り付け方で、そばを茹でて水で締め、一口サイズにくるっと丸めて盛り付けます。波のように盛り付けられたきれいな見た目も、織物文化による美的感覚があってこそ生み出されたものなのです。

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まとめ

独特の弾力を一度は味わってほしい

新潟県のご当地食材「へぎそば」についてご紹介しました。へぎそばの一番の魅力は何と言っても、布海苔を使っていることで生み出されるあの弾力です。もちろん、現地で食べるへぎそばは格別なのですが、最近では新潟県以外でもへぎそばを食べられる場所が増えてきています。

また、へぎの器はありませんが、布海苔の入ったそばはお取り寄せが可能ですので、ぜひ一度へぎそばを味わってみてはいかがでしょうか。

【参考文献】
・農林水産省/日本全国の麺文化をご紹介! ニッポン麺探訪 第5回/へぎそば[新潟県]
(https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1609/n_search.html)※閲覧日:2020年10月11日

・新潟県/南魚沼地域振興局 健康福祉環境部/「へぎそば」の誕生
(https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/minamiuonuma_kenkou/1356900201125.html)※閲覧日:2020年10月11日

・一般社団法人十日町観光協会 どきどき十日町
(https://www.tokamachishikankou.jp/)※閲覧日:2020年10月11日

・小千谷市 小千谷市観光サイト おじやにおいでよ!
(https://www.city.ojiya.niigata.jp/site/kanko/)※閲覧日:2020年10月11日

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