【7月30日は梅干しの日】酸っぱさがくせになる!隠れたの栄養パワーとは?

【7月30日は梅干しの日】酸っぱさがくせになる!隠れたの栄養パワーとは?

7月30日は「梅干しの日」です。酸っぱくて美味しい梅干しは、ご飯のお供にもぴったりの食品です。そこで今回は、「梅干しの日」の由来や梅干しに秘められた栄養パワーをご紹介します。

7月30日は「梅干しの日」!

「梅干しの日」の由来とは?

「梅干しの日」は、日本有数の梅干の産地、和歌山県日高郡みなべ町の東農園によって制定された記念日です。
7月30日である理由は、この頃になると土用干しの梅干しが終わり、新物の梅干しが食べられるためです。さらに、梅干しは健康によいため、古くから「難が去る」といわれており、7と30で「ナンガサル」の語呂合わせになっていることも、理由の一つとして挙げられます。
また、この日の卯の刻(午前6時から8時)にその年の恵方に向かって梅干しを食べると、気が高まり精気がみなぎるとされています。

梅干しの歴史

古くから日本人に愛されてきた梅

梅といえば、美しい花を咲かせることでも知られています。万葉集では桜が42首詠まれているのに対し、梅は108首も読まれており、古くから梅が日本人に愛され、親しまれてきたことがわかります。

梅栽培の始まり

鎌倉時代以降、梅の実は食用や薬用として重宝されるようになりました。また、梅の花は鑑賞用として、硬質な梅の木は器物に使用されていたそうです。
江戸時代になると、和歌山県の田辺、南部地方を中心に本格的な梅栽培が始まり、明治初期からは梅干し製造業者も現れました。明治時代はコレラや赤痢などが流行したため、殺菌効果のある梅干しの需要が増したといわれています。

梅栽培の増加

明治40年以降、戦争の軍用食として梅干しの需要が急増し、それに伴い梅の栽培も急激に増えました。第二次世界大戦末期~昭和22年ごろまでは食糧難のため梅の木の代わりにさつまいもなどが栽培されたため、梅の栽培面積が減少しましたが、戦後の経済復興とともに梅の需要が回復し、栽培面積も急増しました。

梅干しに秘められたパワーとは?

お弁当に入れて食中毒予防!

梅干しに含まれるクエン酸などの有機酸の働きにより、食中毒の原因となる、黄色ブドウ球菌や大腸菌などの細菌の増殖を抑える作用があります。
この実験結果は食材を使用した実験ではなく、試験管レベルでの実験の結果ですが、お弁当が傷みやすい夏の時期はご飯に梅干しをのせたり、梅干しを使ったおかずを入れることで、食中毒の原因となる菌の増殖を抑える効果が期待できます。

梅干しで疲労回復!

梅干しに含まれるクエン酸には、疲労感を軽減する効果があるといわれています。
また、マウスを使った実験では、梅干し成分を含む水を与えられたマウスは、暑熱環境で疲労困憊になった後の回復が早かったという報告もあり、暑さによる疲労感(夏バテ)にも梅干しが有効ではないかといわれています。

カルシウムの吸収率アップ!

カルシウムといえば、骨を丈夫に保つためには欠かせない栄養素です。カルシウムは吸収率が悪い栄養素ですが、梅干しに含まれるクエン酸と結びつくことで吸収率がアップします。
そのため、小魚や乳製品、青菜などカルシウム豊富な食材と梅干しを組み合わせて食べるのもおすすめです。

梅干しを使ったおすすめレシピ

とろろひじきの梅肉おかかしょうゆ

オクラやながいもなどのネバネバ食材を使った一品です。さっぱりとした味なので食べやすく、暑くて食欲がない時にもおすすめです。ご飯やお蕎麦にかけても美味しいですよ。
▶「とろろひじきの梅肉おかかしょうゆ」のレシピはこちら

鶏むね肉のつるりん梅ダレしゃぶしゃぶ

低脂質・高たんぱく質な鶏むね肉と、たっぷりの水菜を使ったヘルシーなしゃぶしゃぶです。淡白な味の鶏むね肉には、梅干しと麺つゆを使った酸味のある梅ダレがよく合います。
▶「鶏むね肉のつるりん梅ダレしゃぶしゃぶ」のレシピはこちら

まとめ

梅干しのパワーで夏を乗り切ろう!

いかがでしたか?酸っぱくて美味しい梅干しは、古くから日本人に愛されてきた食品です。また、梅干しには、疲労回復や抗菌作用など夏場に嬉しい効果が期待できますよ。
梅干しで夏を元気に乗り切りましょう!

出典:梅干しの効能・歴史 紀州田辺梅干協同組合 アクセス日:2021年6月4日
(http://kishu-tanabe-umeboshikumiai.com/umehistory/)
梅の効果効能研究情報 一般財団法人 梅研究会 アクセス日:2021年6月4日
(https://www.umekenkyuukai.org/health/research.html)

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