【香りと食感が特徴!】冬の野菜セロリの魅力とおすすめレシピ3つ

【香りと食感が特徴!】冬の野菜セロリの魅力とおすすめレシピ3つ

セロリは独特な香りと食感が特徴の野菜です。料理にアクセントをつけたり、組み合わせた食材の臭い消しになったりと、実は万能な野菜です。今回はセロリの栄養を解説して、おすすめレシピをご紹介します!

セロリはこんな野菜

セロリは香りが特徴

今では野菜として食されていますが、古くから薬草として栽培され、薬や臭い消しなどに利用されていました。
独特の香りが特徴で、その香りの成分はポリフェノールの1種のアピイン。神経系統に働いてイライラを抑える作用があると言われています。またその香りによる食欲増進効果も期待されており、葉に含まれる香り成分のピラジンには血液をさらさらにする作用があり、血栓を防ぐ働きがあります。

セロリをおいしく食べるには

セロリの旬は11月から5月の冬になります。葉は張りがあり、茎は白くてスジがはっきりと見えて、肉厚のものが新鮮で良いセロリです。葉と茎を切り分けてポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存しましょう。水分を失いやすいので、なるべく早く使い切ります。葉も茎も冷凍ができます。すぐに使い切れない場合は、葉はそのまま、茎は薄切りにして袋に入れて、冷凍保存するのがおすすめです。

セロリの栄養成分の特徴

カリウムが豊富!

体内にあるカリウムは、ほとんどが細胞にあります。細胞内の水分にはカリウムが、細胞外の水分にはナトリウムが多く含まれています。それぞれの濃度が適正な量になるように、お互い調節し合うのが特徴です。
カリウムはからだの中で多くなりすぎたナトリウムを排出する働きがあるため、食事からの塩分の摂り過ぎの調整に役立ちます。これが高血圧予防につながっているのです。
カリウムは水溶性のため、水に溶けだします。セロリをそのままサラダスティックなどで食べたり、スープにして汁ごと食べたりすると、効率よくカリウムが摂れますよ。

食物繊維が多い!

食物繊維には水溶性食物繊維、不溶性食物繊維の2種類があります。セロリにはどちらも含まれているのが特徴です。
水溶性食物繊維は、食事から摂った糖を消化酵素と接しにくくし、糖の吸収をゆっくりにします。その結果、血糖値の上昇が緩やかになるのです。また、コレステロールの吸収も妨げて排出されやすくします。これらの作用が糖尿病や脂質異常症の予防につながるのです。
不溶性食物繊維は、腸を刺激して動きを盛んにします。また食物繊維は消化されないため、便の量を増やし、排出を促すことを助けます。このことが腸内環境を整え、便秘や腸の病気の予防につながるのです。

葉にはβ―カロテンが多い

葉は茎よりも緑色が濃い分、β―カロテンが多く含まれています。β―カロテンはプロビタミンAと呼ばれ、体内でビタミンAの働きをします。ビタミンAは皮膚や粘膜の構成に欠かせない成分です。
また抗酸化物質の1種であり、活性酸素を取り除き酸化を抑える働きがあります。活性酸素は多くなりすぎると動脈硬化、免疫力低下、細胞の老化などにつながります。これらを予防するためにも大切な栄養素です。
葉をみじん切りにして、油でいためて食べると、効率よくβ―カロテンが摂れます。

セロリを使ったおすすめレシピ

えだまめとセロリのサラダ

爽やかなセロリの香りと食感が、アクセントになっているサラダです。食材それぞれの食感の組み合わせが絶妙で、飽きずに楽しく食べられます。グレープフルーツの酸味と甘みがドレッシングの代わりになっています。

▶「えだまめとセロリのサラダ」レシピはこちら

香る!おろし旨塩セロリだれon焼肉

ねぎとはまた違う、セロリの香りが楽しめる焼き肉のタレです。バーベキューのときだけではなく、お酒のおつまみとして、お肉にのせて出すのもおすすめです。セロリの茎と葉のおいしさと、栄養が丸ごと摂れます。

▶「香る!おろし旨塩セロリだれon焼肉」レシピはこちら

セロリと鶏のさっぱり炒め

鶏肉とセロリの簡単ないため物です。セロリの香りと食感をいかして、味付けはシンプルにしています。セロリのおいしさを楽しめるメニューです。

▶「セロリと鶏のさっぱり炒め」レシピはこちら

まとめ

冬の食卓を香り豊かに楽しくしよう

いかがでしたか?独特な香りのあるセロリですが、食材を上手に組み合わせたり、味付けを工夫したりして特徴を出すことで、料理の幅が広がります。栄養価も高い野菜ですので、毎日の食卓の中にもっとセロリを使ってみてください。そして冬の食卓を楽しみましょう!

【参考文献】
・厚生労働省/ e-ヘルスネット/健康用語辞典 栄養・食生活 カリウム
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-005.html)
閲覧日:2022年7月1日
・厚生労働省/ e-ヘルスネット/健康用語辞典 栄養・食生活 食物繊維
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-016.html)
閲覧日:2022年7月1日
・厚生労働省/ e-ヘルスネット/健康用語辞典 栄養・食生活 抗酸化物質
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-009.html)
閲覧日:2022年7月1日
・吉田企世子監修/色の野菜の栄養事典/株式会社エクスナレッジ/2017年11月出版/58p

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