【6月16日は「和菓子の日」】今こそ知ってほしい和菓子の魅力を徹底解説!

【6月16日は「和菓子の日」】今こそ知ってほしい和菓子の魅力を徹底解説!

6月16日は「和菓子の日」!みなさん、和菓子はお好きですか?和菓子は好きだけど、普段は何となく洋菓子の方がよく食べる…という方も多いのではないでしょうか。繊細で美しく、そして美味しい和菓子は、普段のおやつにはもちろん、手土産などにもぴったり。今回は、みなさんにもっと知っていただきたい和菓子の魅力や、「和菓子の日」の由来について解説いたします。

2020年06月16日

和菓子のここが魅力!

四季折々の美しさ

和菓子は、日本の四季折々の自然にちなんで作られるものが多くあり、季節の移り変わりを感じさせてくれます。 桜にちなんだお菓子が春の訪れを知らせ、夏はくずや寒天などの透明感のある和菓子で涼しさを演出し、秋はお団子を食べながらお月見を楽しみ、冬は新年を祝うおめでたいお菓子がお店に並びます。 ぜひ四季折々の美しい和菓子をもっと気軽に楽しんで、日々の生活に季節感を添えてみましょう!

五感で楽しめる

「和菓子は五感の芸術」というのは、全国和菓子協会第二代会長の黒川光朝氏が提唱した言葉だそうです。五感とは、「視覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」のこと。 ●視覚 和菓子を楽しむ際、私たちがまず感じる「視覚」。繊細な作りや優しい色合いが、私たちの目を楽しませてくれますよ。 ●触覚 フワフワのおまんじゅうの触り心地や、大福のモチモチ感、葛切のつるりとしたのどごしや餡子のサラリとした口当たり…どれも和菓子独特の楽しみです。 ●味覚 素材の味を生かした上品な味わいが口いっぱいに広がります。 ●嗅覚 味覚と同時にぜひ感じてほしい「嗅覚」です。和菓子には、強い香りがするものは少ないものの、米やきなこ、餡子などは、素材そのもののほのかな香りが楽しめます。また、桜や柚子などの四季折々の季節の香りも和菓子の魅力の一つです。 ●聴覚 一見何も関係がなさそうに思えますが、和菓子の「名前の響き」をあらわしているんだとか。お菓子の名前の由来となった和歌や俳句の言葉の響きの心地よさ、そしてその土地の名所旧跡などを、和菓子から感じることができますよ。

ダイエット中にもおすすめ!

バターなどの脂質をたっぷり使う洋菓子と比べ、一般的に和菓子は脂質は控えめで低カロリー。小豆や寒天など、食物繊維が豊富な食材が使われているのも嬉しいですね。 とはいえ、和菓子にもお砂糖は多く使われているため食べ過ぎには要注意。温かい日本茶などと組み合わせて食べるようにすると、自然と食べる速度がゆっくりになりますし、満足感もさらにUPしますのでおすすめですよ。 ノンカフェイン派の方へ!ほうじ茶やむぎ茶を取り入れてみませんか?

「和菓子の日」とは?

健康招福を願うめでたい行事が由来!

西暦848年(嘉祥元年)6月16日、仁明天皇が16個の菓子や餅などを神前に供え、人々が病気にかからず健康に、そして幸せに暮らせるよう祈り「嘉祥」と改元しました。 6月16日に和菓子を食べるという「嘉祥の祝」は、その後もおめでたい行事として、長い歴史の中で受け継がれていきました。この習慣の復活を願い、また、日本の美しい四季と歴史の中で育まれてきた和菓子を楽しみ、そして後世にも伝えていこうという趣旨で、昭和54年(1979年)に全国和菓子協会が6月16日を「和菓子の日」と定めました。 【100kcal以下】おもてなしにもぴったり!春の和菓子レシピ5選

まとめ

もっと気軽に和菓子を楽しもう!

いかがでしたか?6月16日は和菓子の日。普段のおやつの時間はもちろん、手土産にも喜ばれること間違いなしの和菓子、もっと気軽に楽しんでみませんか? ※出典 総務省統計局 なるほど統計学園 6月16日 和菓子の日  https://www.stat.go.jp/naruhodo/c3d0616.html (2020年4月29日) 全国和菓子協会 全国和菓子協会ホームページ 和菓子の日 https://www.wagashi.or.jp/wagashinohi/ (2020年4月29日)

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著者

谷口 美希(管理栄養士)

食べることと料理が大好きで、大学で栄養学を学ぶ。卒業後は管理栄養士として老人ホームや健診センターに勤務。 現在は、特定保健指導やオンラインでの栄養指導、コラムの執筆などに携わっており、栄養の面からたくさんの方の健康を支えていくことを目指しています。


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