【体の中から美しく】薬膳の力と自宅で楽しむ方法とは

【体の中から美しく】薬膳の力と自宅で楽しむ方法とは

「薬膳」とはどのようなものか、ご存じですか?自分で取り入れるのは難しそう…というイメージもあるかもしれません。今回は、自宅でも簡単に取り入れられる方法をご紹介いたします!

1日前

薬膳を知ろう!

薬膳とは

薬膳は、みなさんもよく知っている「漢方」で有名な、中医医学が基になっていて、食材がもつ自然のパワーを取り入れた食事のことをいいます。滋養強壮や、美容など、一人ひとりの体調に合わせて作られるのが特徴で、特別な食材を使わなくても作ることができます。

薬膳と普通の料理の違い

一般的に、普通の料理は、おいしさを楽しんだり、エネルギーやたんぱく質など、身体を動かす・身体を作る栄養素を摂ったりすることが目的ですが、薬膳は、冷えや食欲不振など、体質改善が目的の食事です。

病気を未然に防ぐ「未病」

薬膳は、「未病」と呼ばれる、具体的な病名はついていないけれど、なんとなく体調がすぐれない状態のことをいいます。食欲不振や冷え性、疲れ、肌荒れなどの症状が未病に当てはまるとされています。

薬膳の基本

使用する食材の分類

薬膳で使われる食材は、その効果によって大きく「熱・温」、「涼・寒」、「平」という、食材を食べた人が体内で感じた温度によって、3つに分類されます。

温熱性

食べた後に、体内が温かいと感じた食材が「温熱性」の食材です。食材の特徴として、成長が遅い、小さい、硬い、水分含有量が少ない食材が多いとされています。カボチャやニンニク、ニラ、玉ねぎ、唐辛子、シソ、牛肉、ウナギ、酒などがあり、冷えやむくみの改善が期待されます。

平性

食べた後に、温かい・冷たいどちらも感じない食材が「平性」の食材です。特徴として、栄養の吸収を助ける、刺激が少ないという点があります。大根や大豆、鶏肉、キャベツなどが該当する食材です。

寒涼性

食べた後に、体内が冷たいと感じた食材が「寒涼性」の食材です。体内の炎症などの改善に効果が期待でき、食材の特徴として、成長が早い、水分を多く含む、軟らかいものが多いとされています。ナス、キュウリ、ミカン、アサリ、牛乳、コンブ、緑茶などの食材があり、利尿作用や血圧の上昇を抑える効果が期待できますよ。次は、自宅で手軽に取り入れることができる薬膳料理をご紹介いたします!

おすすめ薬膳料理

牛肉と厚揚げのオイスター炒め

「温熱性」の食材である、牛肉やショウガを使ったレシピです。厚揚げをプラスすることで、脂質を抑えながら満足感UPさせましょう。 「牛肉と厚揚げのオイスター炒め」のレシピはこちら!

春キャベツと鶏胸肉のフライパン蒸し

「平性」の食材である、キャベツと鶏肉を使ったレシピです。油を使わず、蒸すことで、ヘルシーな一品に♪ 「春キャベツと鶏胸肉のフライパン蒸し」のレシピはこちら!

山形の郷土料理だしdeぶっかけご飯

「寒涼性」の食材である、ナスやキュウリを使ったレシピです。火照った身体を内側から冷やしてくれます。食欲がない時も、あっさりと食べやすいですよ。 「山形の郷土料理だしdeぶっかけご飯」のレシピはこちら!

まとめ

手軽に薬膳を楽しもう

いかがでしたか。薬膳も、食材の特徴を知ることで、自宅で手軽に取り入れることができます。自分の体調に合った薬膳料理、一度お試しくださいね。 【参考文献】 日本安全食料料理協会/薬膳調整師®資格認定試験/薬膳とは?普通の料理との違い (https://www.asc-jp.com/kenkousyoku/yakuzen) 閲覧日:2024年11月1日 日本安全食料料理協会/薬膳調整師®資格認定試験/薬膳の効果・効能は (https://www.asc-jp.com/kenkousyoku/yakuzen) 閲覧日:2024年11月1日

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著者

山田 みゆき(管理栄養士)

大学卒業後、管理栄養士を取得。高齢者施設に入職し、給食管理・栄養管理を行う。現在はオンラインでの食事指導やコラム執筆にも携わる。二児の母となり、日々の食事の大切さを改めて実感。「おいしく食べて健康に」をモットーに、食事の楽しさ、栄養の大切さをお伝えしていきます。


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