【赤をアクセント食材に】映え料理のポイントとは

【赤をアクセント食材に】映え料理のポイントとは

最近では「インスタ映え」という言葉をよく聞きますが、「映える」料理とはどのようなものでしょうか。今回は映える料理を作るコツとして、赤の食材の効果を考えます。

「映える」とは何か?

おいしいを構成するもの

私たちは料理をおいしい!と感じるとき、実は味だけではなく、複数の要素と合わせて判断をしています。その要素とは、食べ物の状態と食べる人の状態に大きく分けることができます。
食べ物の状態とは、「外観」「におい」「味」「温度」「テクスチャ―(食感)」「音」に分けることができ、私たちの五感を刺激するものです。
一方、食べる人の状態とは、その人の生理的や心理的な状況、またはどのような食経験を積んできたのかなどです。

「映える」はおいしいを構成する要素

映える料理とは、見た目を大事にした、見栄えのいい料理のことです。おいしいを構成する「外観」の部分に大きく関係していて、料理を作る上で大切にしたい部分の1つです。
食卓の雰囲気が華やかになり、食欲が沸くようなものが、映える料理です。パーティーやお正月の食卓では、みんなで過ごす時間を盛り上げてくれます。そしてこの楽しい雰囲気が食べる人の状態を良くし、料理のおいしさにもさらにつながります。そのため、人が集まる年末年始は、映える料理を意識する機会が、特に多くなるのではないでしょうか。

「映える」料理は彩りが大事

意識しないと料理の彩りは悪くなる

映える料理を作るコツの1つに、「彩り」があります。彩りを意識して料理を作ったり、盛り付けたりすると、一気に華やかな映え料理になります。
しかし、メイン料理である主菜は茶や黒が多くく、付け合わせの副菜は緑や茶が多いため、全体的に暗い彩りになりがちです。

「赤」を意識することがおすすめ!

料理の色の中で、赤、緑、黄はおいしさを感じる色と言われています。ですが、この3色をただ多く使えば、彩りが良くなるというものではありません。多く使った場合、カラフルにはなりますが、ごちゃごちゃと乱雑な印象を受けます。
「おいしそうだな!」と、パッと目を引くような彩りよい料理を作るためには、使いやすい「赤」を効果的に使うことがおすすめです。

赤の効果的な使い方

「赤」を差し色にする

ファッションの色の組み合わせでもよく聞く「差し色」。ベースの色合いの中に鮮やかな色を入れると、洗練されたコーディネートになります。料理も同じで、主となる料理の色の中に少量の鮮やかな色を入れると、全体がぐっと引き締まり、目を引く彩りになります。
この料理の差し色として使えるのが「赤」です。赤の食材を意識して加えることで、簡単に料理の彩りが良くなります。
ただし、注意したいのが赤の量です。あくまでも差し色になるように、多くなりすぎないようにプラスすることがポイントです。

補色効果を使う

赤は緑と反対色の関係があり、「補色」と言われています。補色の色を組み合わせるとお互いが引き立て合い、目立たせる効果があります。
例えば葉物類を主に使い、仕上がりが緑になるサラダには、トマトのような赤の食材を組み合わせると、彩りの良い映える料理になります。

赤で作り手の気持ちを表現する

赤は魔除けの色と言われていることから、祝いごとやお正月によく使われる色です。赤い食材や赤い食器を使うと、お祝いの気持ちを表すことができます。
また、赤は情熱の色であり、熱い思いやエネルギーを表現することができます。その他、赤は緑と組み合わせてクリスマスをイメージさせることもできますね。
色の意味やイメージを使って、料理で作り手の思いを表現することも、映える料理をつくるポイントになります。

彩りをよくする赤の食材

使いやすい「赤」の食材を集めました。赤と同じ効果があるものは、オレンジや紫でも赤の食材に入れました。意識をしていつもの料理の中にもプラスしてみましょう。その他、食材ではなく赤のお皿やカトラリーでも、同じ効果が得られますよ。
〇トマト
〇パプリカ
〇にんじん
〇ラディッシュ
〇トレビス
〇紫キャベツ
〇紫たまねぎ
〇唐辛子
〇えび
〇レッドペッパー

赤の食材を使ったレシピ例

◎おしゃれサラダ!トマトとアボカドのカプレーゼ
赤と緑の補色効果を使ったレシピです。実はシンプルな盛り付けですが、お互いが引き立て合うため、映える料理になります。

▶「おしゃれサラダ!トマトとアボカドのカプレーゼ」レシピはこちら

まとめ

映える料理を作ろう!

料理をおいしくするためには、味だけでなく、見栄えをよくすることも大事なコツです。そのためには、今回ご紹介した赤の食材で彩りを良くすることもおすすめですよ。
ぜひいつもの料理を作るときに、「赤」を意識してみてくださいね。

【参考文献】
・現代栄養科学シリーズ9調理学/島田淳子 畑江敬子/1998年9月

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