【カロリーは高くないの?】ダイエット中のココアの飲み方

【カロリーは高くないの?】ダイエット中のココアの飲み方

ココアはカロリーが高いイメージがありますが、ダイエット中に飲んでもいいのでしょうか。今回はココアのカロリーを詳しく見ていき、ダイエット中はどのように飲んだらいいかを解説します!

ココアとは?

ココアはどうやって作られる?

ココアの原料は「カカオ豆」です。まずはカカオ豆を選別し、ローストしてからすりつぶして、ドロドロ状の「カカオマス」にします。ここから脂肪分の多いカカオバターを取り除き、粉状にしたものが「ココアパウダー」です。一般的に「純ココア」「ピュアココア」と呼ばれています。純ココアやピュアココアに、糖類、乳製品などを加え、さらに溶けやすいように加工したものが「調整ココア」です。
これらを総称して「ココア」と言うことがありますが、一般的には水や牛乳、砂糖などを加えて、ドリンクにしたものを「ココア」と呼んでいます。

チョコレートとは違う?

チョコレーの原料も、ココアと同じ「カカオ豆」です。ココアと同じ工程で「カカオマス」にします。そこからココアバターを取り除かずにさらに加え、また砂糖やミルクなども加えます。その後、練り上げた後に型に入れて、冷やし固めたものがチョコレートです。

ココアとチョコレートドリンク

ココアの作り方

調整ココアの場合は、手軽に水を加えるだけで、ココアを作ることができます。純ココア、ピュアココアの場合は、水、牛乳、砂糖などを加えて作ります。ダマになりやすいので、まずは少量の水や牛乳を加えて練り上げることがポイント。その後、少しずつお湯や牛乳を加えていくと上手に混ぜることができます。少し手間がかかりますが、なめらかな口当たりの、香り良いココアを作ることができます。

チョコレートドリンクとは違う?

チョコレートに水や牛乳を入れて溶かしたものを「チョコレートドリンク」と呼びますが、ココアパウダーから作ったドリンクをチョコレートドリンクと呼ぶこともあるようです。これらの呼び方に、厳密な決まりはありません。

ダイエット中の飲み方

ココアのカロリー

ココアはチョコレートを連想させるため、カロリーがとても高い飲物のイメージがあります。実際のカロリーを比較してみましょう。
〇純ココア、ピュアココア・・・100gあたり386kcal
〇調整ココア・・・100gあたり400kcal
〇チョコレート・・・100gで551kcal

牛乳100g(61kcal)、砂糖小さじ2(23kcal)を加えて、実際にココアを作ると考えると・・・

純ココア小さじ2(15kcal)+牛乳+砂糖=99kcal
調整ココア小さじ2(16kcal)+水=16kcal
板チョコレート半分(138kcal)+牛乳=199kcal

チョコレートドリンクが一番カロリーは高く、純ココアから作ったココアの約2倍のカロリーになります。純ココアから作ったココアは、調整ココアから作ったココアに比べてカロリーは少し高いです。しかし低カロリーのものを工夫して混ぜれば、もっとカロリーは抑えられます。例えば、低脂肪乳やオリゴ糖を加えて作るなどです。

ココアの栄養

ココアにはカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅などのミネラル類がバランスよく含まれています。もう一つの特徴は、食物繊維が多く含まれているということです。食物繊維は腸内環境を整える働きがあり、このことが便秘の予防につながります。ぽっこりお腹が抑えられることは、ダイエットをする上でとっても重要です。食物繊維が多いココアは、ダイエット中に摂りたい食材の1つです。
その他ポリフェノールも多く含まれ、活性酸素の働きを抑えます。活性酸素は増え過ぎると、動脈硬化や細胞の老化などを引き起こすため、これらを予防するためにも大切な成分です。

ダイエット中におすすめの飲み物

ココアはチョコレートのイメージが強いため、とても高カロリーな飲物のように感じます。しかし牛乳や砂糖を自分で調整できることも考慮すると、さほど高くはありません。ダイエット中の間食の代わりに、ホットココアでホッと一息つくのは、とってもおすすめです。
ただ、カフェやレストランなどにあるココアは、砂糖やシロップが多く使われています。生クリームやチョコレートソースがたっぷりかかっていることも多いです。その場合はとても高カロリーなドリンクになりますので、ダイエット中は注意しましょう。

まとめ

ダイエット中にぴったりのドリンク

ココアは栄養価が高く、ダイエット中におすすめのドリンクです。ただ、ココアパウダーに加える食材や、その量によってもカロリーが変わってきます。ダイエット中は、低カロリーのものをプラスして、自分のオリジナルのココアを手作りしてみてくださいね。シナモンなどのスパイスを効かせることもおすすめですよ!

【参考文献】
・株式会社 明治/Hello Chocolate/カカオ・チョコレートの基礎知識
(https://www.meiji.co.jp/hello-chocolate/basic/14.html)
閲覧日:2022年6月30日
・日本食品成分表2020年版(八訂)/し好飲料類/コーヒー・ココア類/ココア
・日本食品成分表2020年版(八訂)/菓子類/チョコレート類/ミルクチョコレート
・日本食品成分表2020年版(八訂)/乳類/牛乳及び乳製品/普通牛乳
・日本食品成分表2020年版(八訂)/砂糖及び甘味料/車糖 上白糖

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