【温冷楽しめる豆花(トウファ)】見た目も楽しい台湾スイーツについて解説!

【温冷楽しめる豆花(トウファ)】見た目も楽しい台湾スイーツについて解説!

「豆花(トウファ)」は、台湾スイーツのひとつです。豆乳をのど越しのよいゼリーのように固めたもので、シロップや煮豆やピーナツ、タピオカ、果物などを添えていただきます。見た目も華やかでSNSでも大人気!今回は豆花のルーツや作り方、レシピなどまとめてご紹介します。

豆花(トウファ)とは?

お豆腐のような台湾スイーツと歴史

「豆花(トウファ)」は、台湾で親しまれているスイーツです。豆乳を硫酸カリウムや、さつまいもでんぷんで固めたものです。それをすくって器に入れ、すっきりとした甘さのシロップや煮豆、夏は砕いた氷などをトッピングします。夏は冷たく、冬は温かいシロップをかけて年中楽しめます。

台湾は一年を通して温暖で、6~9月は湿度も高くかなり暑いです。台湾の人は「甘み」に対する味覚が日本人とは異なります。夏の定番のアイスで言えば、脂肪分の高い濃厚なアイスより、かき氷やジェラートのような脂肪分が低くすっきりした味わいのものが好まれるようです。日本で売れている大福を台湾で販売する際は、甘さを少し抑えてから台湾で販売されるそうです。

これを考えると、甘みのない豆花に、すっきりとしたシロップや果物などを取り合わせたものは、まさに台湾人好みのスイーツといえます。

どんなものをトッピングするの?

ベースの豆乳を固めた豆花は基本的に同じで、シロップやゼリーなどトッピングが好きなだけ選べる点が台湾流です。控えめの砂糖で甘さがつけられたゆで豆(緑豆、金時豆、あずき、黒豆など)やさつまいも、ゆでピーナッツ、ウーロン茶のゼリー、台湾特産のマンゴーなど種類は様々。夏場はシャーベット状のレモンシロップをたっぷりかけた爽やかな「レモン豆花」なども楽しまれています。

気になるカロリーは?

豆花は、無調整豆乳に水と凝固剤で作ります。砂糖などで甘さはつけないため、豆花100gは水が加わる分、無調整豆乳のカロリーより低く、出来上がり1食分120gあたり約30カロリーほどです。ただ、ここにシロップや煮豆、フルーツなどが加わります。何をどれくらいトッピングするかでカロリーは異なります。
栄養素の面では、豆乳や煮豆、果物の取り合わせなのでケーキなどの洋菓子に比べてたんぱく質や食物繊維、カリウム、ビタミンCなどが摂取できますよ。

自宅で手軽に楽しむ

凝固剤はアガーで代用

豆腐を作る際に使われる凝固剤で有名なのは「にがり(塩化マグネシウム)」です。他にも塩硫酸カルシウムや、グルコノデルタラクトン(でんぷんが原料)も凝固剤として食品衛生法で指定されています。豆花は、「硫酸カルシウム」が使用されていることが多いです。硫酸カルシウムの特徴は、凝固する力が他と比べて弱く、ゆっくりと固まり仕上がりはなめらかな食感です。

今の時期に嬉しい温かい豆花!レシピ紹介

「温かい台湾スイーツ!トウファのゆであずき添え」をご紹介します。凝固剤の硫酸カルシウムは入手しにくいため、アガー(海藻が原料のゼリーの素)で代用します。寒天の量を少なめで使用しても良いでしょう。
▶「温かい台湾スイーツ!トウファのゆであずき添え」のレシピはこちら

絹豆腐を使っても

作り方を見ると身近な「豆腐」とほとんど同じであることがおわかりいただけるかと思います。豆花自体に味付けはしないので、甘さはなく、大豆本来の香りが楽しめます。日本でもお豆腐がスイーツに使われることも多くこの豆花は馴染むのかもしれません。つまり、食感や材料が似ている「絹豆腐」をそのまま豆花として代用しても良いでしょう。

まとめ

ぜひおうちで作ってみてください!

なかなか気軽に海外旅行に行けない今、おうちで手作りして、台湾気分を味わってみてください!

【参考文献】
日本貿易振興機構(ジェトロ).日本食品消費動向調査 台湾(2018年3月).農林水産・食品部 農林水産・食品課 (https://www.sanyonews.jp/article/1230134) 閲覧日2022年7月3日

一般財団法人全国豆腐連合会.豆腐の添加物を知る.(http://www.zentoren.jp/dish/additive.html) 閲覧日2022年7月5日

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