【健康な体は食生活から】大人への食育推進の必要性

私たちの体を作るもの、それは食べ物です。どのような食事を摂るのかによって、健康に過ごすことができるかどうかが左右されます。今回は、「大人の食育」とは何か、なぜ必要なのかをご紹介いたします。
3時間前
食育って何?
「食育」とは
食育は、平成17年に制定された「食育基本法」により、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けられています。また、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てるものとして、重要視されています。
第4次食育推進基本計画
食育推進基本計画は、食育基本法に基づき、食育の推進に関する基本的な方針や目標について定めており、現在は、令和3年度からの5年間を期間とする、第4次食育推進基本計画を基にしています。
第4次食育推進基本計画の3本柱
生涯を通じた心身の健康を支える食育の推進
国民が、健全な心身を培い、豊かな人間性を育むために、各々のライフステージで切れ目なく、生涯を通じた心身の健康を支える食育を推進する。
持続可能な食を支える食育の推進

健全な食生活の基盤として持続可能な環境が不可欠で、「食と環境との調和」「農林水産業や農山漁村を支える多様な主体とのつながりの深化」「和食文化の保護・継承」を通じて、持続可能な食を支える食育を推進する。
「新たな日常」やデジタル化に対応した食育の推進
より多くの国民が主体的、効果的に食育を実践できるよう、ICT等のデジタル技術を有効活用する等により、食育を推進する。
大人への食育はなぜ必要?
幼少期や学童期とは異なる環境
子どもの頃は、教育の一環として食育がなされていますが、私たち大人はどうでしょう。日常の生活に追われて、「食事」に関して、ゆっくりと学ぶ時間を確保できていないのが現状です。
令和6年度「食育に関する意識調査」

令和6年度の食育に関する意識調査では、「健全な食生活を実践することを心掛けているか否か」についても調査、その結果、「あまり心掛けていない」又は「まったく心掛けていない」と回答した人の割合が、20歳代の女性では41.8%と高い結果となっており、これまで課題となってきた若い男性に加え、若い女性の食生活についても、改善に向けた取り組みの推進が必要となっています。次は、実際に行われている「大人の食育」をご紹介いたします。
官民一体様々な取り組み
お茶の魅力を発信し、豊かな食生活に貢献する
株式会社伊藤園が行った取り組みで、社内資格制度「テーテイスター制度」を開始、有資格者がセミナーや体験活動などを実施。
食堂と保健師で従業員の健康を推進する取り組み
株式会社ジェイテクトギヤシステムが行った取り組みで、社員食堂にて管理栄養士が考えた食事(1食で野菜が150~200g以上、500~600kcal前後のメニュー)を毎日2種日替わりで提供。
まとめ
バランスのよい食事で、健康な体作りを
いかがでしたか。食事は生きていく上で、切っても切り離すことができないものです。健康な体を作るためにも、今一度、食事について考えてみてはいかがでしょう。 【参考文献】 一般社団法人日本肥満症予防協会/ニュース/大人の食育】企業や食品事業者などの取り組み事例を紹介 官民の連携・協働が必要 (https://himan.jp/news/2025/000993.html) 閲覧日:2025年10月30日 農林水産省/令和6年度食育推進施策(食育白書)〈概要〉 (https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/wpaper/attach/pdf/r6_index-3.pdf) 閲覧日:2025年10月30日
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著者
山田 みゆき(管理栄養士)

大学卒業後、管理栄養士を取得。高齢者施設に入職し、給食管理・栄養管理を行う。現在はオンラインでの食事指導やコラム執筆にも携わる。二児の母となり、日々の食事の大切さを改めて実感。「おいしく食べて健康に」をモットーに、食事の楽しさ、栄養の大切さをお伝えしていきます。






