食品からの栄養、しっかりとれていますか?
料理の作業をちょっと工夫することで、栄養が減ってしまうのをくいとめることができます。例えば、いちごのヘタはいつとりますか?
2013年11月22日
食品からの栄養、しっかりとれていますか?
ちょっとした工夫でしっかり栄養!
食品には、タンパク質やビタミン、ミネラルといったおなじみのものから最近聞かれるようになった抗酸化物質など、本当に多くの栄養が含まれています。この食品の栄養は、洗う、切る、煮るといった料理の作業の中で、残念ながらどうしても減ってしまうものがあるのですが、料理の作業をちょっと工夫することで、栄養が減ってしまうのをくいとめることができます。今回は3つの食品について、その方法をご紹介します。これはできそうだな、と思うものがあったらぜひチャレンジしてみてください。しっかり栄養をとれば体も喜びますよ!
いちごのヘタはいつとる?
子供も大人も大好きないちごには、ビタミンC、葉酸、アントシアニン、エラグ酸、クエン酸などといった栄養が含まれ、美肌や免疫力アップが期待できる果物です。特にビタミンCは約10粒で1日分の量がとれるほど多く含まれています。さて、このいちご、ヘタはいつとっていますか?ヘタはいちごを洗ってからとるのがおすすめです。ヘタをとってからいちごを洗うと、水に溶けやすい性質のあるビタミンCが流れ出てしまうのです。いちごのヘタをとるタイミングを意識することで、豊富なビタミンCをしっかりとりいれてくださいね。
ニラの根元の白い部分を捨てていませんか?
ビタミンK、カロテン、葉酸、ビタミンE、ビタミンC、アリシンなどの栄養を含み、薬膳では体を温める食品とされるニラ。このニラの栄養で特に注目されるのが、にんにくやネギにも含まれるアリシンで、疲労回復に良いとされるビタミンB1の吸収を助ける働きや強い抗酸化力などが期待できます。このアリシンは、ニラの根元の白い部分に特に多く含まれているので、切り捨てずに根元まで料理に使うのがおすすめです。ちなみに、ニラと相性抜群なのがビタミンB1の豊富な豚肉で、餃子やニラレバといったような料理でもおなじみですね
みかんをむくときに・・・
みかんをむくときにもちょっと意識することでお得な効果が期待できます♪みかんをはじめとする柑橘類には、ビタミンCなどの栄養が含まれますが、皮や袋、白いすじにも毛細血管の強化や血流改善効果のあるヘスペリジンが含まれていることが分かり、話題の栄養成分の1つです。手術後で腸がつまりやすいなどの特殊な事情がないのであれば、なるべく袋やすじを捨てずに食べてみてはいかがでしょうか?マーマレードジャムなどで皮を食べるようにするのもよさそうですね。 しっかり栄養をとって、日頃頑張っている体を内側からケアしてあげてくださいね。
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著者
矢内 弘美(管理栄養士・健康運動指導士)
約6年間病院で栄養指導をするうちに「病気になってから食事に気をつけるということだけではなく、病気にならない食事をするお手伝いもしたい」という思いが強くなり、健康食品会社に転職。現在はフリーランスで特定保健指導や介護予防教室に携わり、少しでも無理なく楽しくできる生活習慣改善の提案を心がけている。