紫外線の過剰防止に注意しよう!

紫外線の過剰防止に注意しよう!

日光浴の目安や浴びてしまった紫外線の悪い影響をブロックする食品など、紫外線との上手な付き合い方をご紹介します!

2014年06月15日

紫外線の過剰防止に注意しよう!

紫外線には悪い影響だけではないのです

紫外線というと夏に多いイメージがありますが、実は5月6月もかなり多いのでこの時期からの紫外線対策をおすすめします。そして油断しがちな、日差しをほとんど感じない曇りや雨の日でも、晴れの日の約15~40%の紫外線がふりそそいでいるのでけして油断はできません。 しかし「シミやシワの原因になる」など何かと悪者扱いされてしまう紫外線ですが、悪い事ばかりではありません。実はビタミンDのためにはなくてはならない存在です。そこで今回は、日光浴の目安や浴びてしまった紫外線の悪い影響をブロックする食品など、紫外線との上手な付き合い方をご紹介します。

紫外線は体をサビつかせますが…

紫外線は肌のシミやシワに大敵というのはよく知られていますが、悪い影響はそれだけではありません。紫外線を浴びると体内で活性酸素が作られ、「体のサビ」といわれる老化の原因にもなります。体内の活性酸素はもともとウイルスなどの異物をやっつけるという重要な役割を持っているのですが、増えすぎてしまうと体内の健康な細胞まで攻撃してしまい、生活習慣病などの病気にもつながってしまうといわれています。紫外線対策は、美肌に興味のある女性だけではなく男性にも意識してほしいですね。

紫外線を浴びると体内でビタミンDが作られます

ビタミンDは、骨の健康や免疫などに関わっていて、魚肉類に多く、きのこ類や卵などにも含まれるビタミンです。ビタミンDは紫外線を浴びることで体内で作られるので、食品からの摂取とともに適度な日光浴もおすすめします。地域や季節で紫外線量も変わってくるので一概にはいえませんが、日本骨代謝学会では「一般的に、晴れた日に顔と肘から先の腕を15分直射日光に当てるだけで、ビタミンDが合成される」としています。適度な紫外線対策は大切ですが、避けすぎもビタミンD不足になりやすいので注意したいところです。

浴びてしまった紫外線の悪い影響は食事でブロック!

紫外線を浴びて出来てしまった活性酸素をブロックするのは、抗酸化力のある栄養成分です。果物や野菜などに多いビタミンC、かぼちゃやナッツ類などに多いビタミンE、色の濃い野菜などに多いβ-カロテン、鮭などに多いアスタキサンチン、鶏むね肉などに多いイミダペプチド、緑茶などに多いカテキンなど多くの成分が知られています。またこうした成分は体内で協調して働くので、単独でサプリメントなどから摂るよりもさまざまな食品をバランスよく食べる方が効果的です。紫外線対策をするときには、「紫外線を避けすぎないこと」と「ビタミンDの多い食品と抗酸化力のある食品の摂取」を意識してみてくださいね。

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著者

矢内 弘美(管理栄養士・健康運動指導士)

約6年間病院で栄養指導をするうちに「病気になってから食事に気をつけるということだけではなく、病気にならない食事をするお手伝いもしたい」という思いが強くなり、健康食品会社に転職。現在はフリーランスで特定保健指導や介護予防教室に携わり、少しでも無理なく楽しくできる生活習慣改善の提案を心がけている。


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