美肌も手に入れる!抗糖化ダイエットとは ?
最近テレビや雑誌などでアンチエイジングのキーワードとして話題の「糖化」をご存じですか?実は糖化を防ぐことはアンチエイジングだけではなく、ダイエットにも効果的です。肌などの美しさを保ちながらダイエットをすることができる「抗糖化」の食生活のポイントをご紹介いたします。
2015年06月08日
糖化とは?
たんぱく質が変性する現象です。
たんぱく質と糖が一緒に加熱されることによりたんぱく質が変性する現象です。糖化現象により変性したたんぱく質は最終的にはAGEという強い毒性を持つ老化物質に変化します。 例えば、ホットケーキやお肉などがこんがりきつね色に焼けていくのは調理中に起こった糖化現象です。この糖化は調理によってだけでなく、体の中の糖がたんぱく質と結びつくことで体内でも起こります。
糖化が起こりやすい時は体が太りやすい状態とは?
糖化が起こりやすいのは体内の血糖値が高い時です。そのような時はインスリンというホルモンの関係で体内に脂肪を蓄積しやすい状態です。そして体にAGEが蓄積することによりリンパの流れなども滞りやすくなるため、体が老廃物を貯め込みやすくなります。さらに、AGEは肌に蓄積するとしわやたるみ、くすみなどの原因となるため、美容の面でも悪影響があります。 つまり、糖化を防ぐことはアンチエイジングだけではなく、ダイエットにも関係しているのです!
糖化を防ぐポイント
糖化を防ぐ食生活のポイントを3つ紹介します!
糖化によってできるAGEという老化物質が体内に蓄積される原因は大きく分けて2つあります。1つは調理によって発生したAGEを含む食べ物を食べること。もう1つは体の血糖値が高い状態が続くことです。 では、どのような食生活をすれば糖化を防ぎながらダイエットを行うことができるのでしょうか。糖化を防ぐ食生活のポイントを3つ紹介します。
高温調理の食べ物は避ける
調理温度が10度上がるとAGE量は2倍になります。食べ物から取り入れたAGEは7%程しか体内に蓄積されないのであまり気にしすぎなくても大丈夫ですが、てんぷらや唐揚げなどは油を使用するので高温になりやすく、カロリーも高いので控えるようにしましょう。
血糖値上昇をゆるやかにする
血糖値上昇をゆるやかにすると体内でAGEが作られることを防ぐことができます。 ●食物繊維の多い食べ物から順に食べる 野菜などの食物繊維の多い食べ物から順に食べるようにし、ご飯やパンなど糖質を多く含む食べ物はなるべく後に食べるようにしましょう。こうすることで血糖値の急上昇を防ぐことができます。 ●よく噛んで食べる よく噛んで食べることで血糖値の上昇がゆるやかになります。さらに満腹中枢が刺激され、食べ過ぎも防ぐことができます。 ●酢やレモンを使った調理をする 酢やレモンには血糖値急上昇を抑える効果があります。ご飯は酢飯にしたり、料理にレモンを使ったりしてみましょう。
食後に運動を行う
毎食後に15分のウォーキングを行うことで食後の血糖値を下げることができるという研究結果があります。ウォーキングを行うことでカロリー消費も期待できます。 いかがでしたか?「糖化」は食生活の工夫で防ぐことができます。糖化を防ぎ、美しさを保ちながらダイエットをしてみませんか。
【やせ習慣が身につく】管理栄養士が食生活をコーディネートするアプリって?
まずは無料でスタート♪食事を撮るだけ、プロから食事のアドバイスが届く!
- 専属の管理栄養士がダイエットをサポート
- 食制限なし!正しく食べて身につく「やせ習慣」♪
- 管理栄養士が、写真を目で見て丁寧にアドバイス。AIではありません!
- 「あってるかな?」そんな食事のお悩みを正しい知識でアドバイス
著者
加勢田 千尋(管理栄養士)
大学卒業後、ドラッグストアにて毎月100人以上の健康相談を実施。また、勉強会講師、講演会等を担当する。その後、人間ドック専門のクリニックにて病気の予防に焦点を当てた栄養相談を実施している。また、自身の10kgダイエット成功の経験を生かし、個人向けダイエット支援も行っている。