健康・美容効果がすごい!症状別お漬物の選び方
8月21日は「お漬物の日」塩分が心配でお漬物はちょっとね…と、敬遠されている方!ちょっと待った~!!現在のお漬物は減塩で、健康効果の高い食べ物です。お漬物の魅力と、カラダに効くお漬物の選び方を管理栄養士が紹介します。
2015年08月13日
野菜の栄養素を一番効率よく吸収できるお漬物
野菜本来の栄養はそのまま、発酵でさらにパワーアップ
野菜を加熱調理すると、せっかくのビタミンが壊れてしまいます。サラダにするとしても、たくさんは食べられない。またドレッシングやマヨネーズで味を付けたら…ダイエット向きではありませんね。 お漬物は、野菜本来の栄養はそのままに、発酵を伴う場合は乳酸菌、ビタミン、ミネラルが増えるというミラクルな食べ物なのです。そして、塩分が気になる方に朗報です。日本人の食嗜好は戦後大きく変わり、たとえば白菜漬の食塩は20年前の4%から現在では2%と半分に減っています。ちなみに白菜漬小鉢山盛りの食塩量は2.2g らーめん1杯は6gです。
健康・美容の効能別 お漬物まとめ
お漬物の選び方
漬けこむ野菜や漬け方により、様々な健康・美容効果が期待できます ・がん予防 ……干したくあん、ごぼう漬、ショウガ漬、にんにく漬け、味噌漬、 なす漬、広島菜漬、ゴボウ漬、ワインラッキョウ、山ごぼう漬 ・糖尿病対策 …干したくあん、キムチ、山ごぼう漬、ごぼう漬 ・動脈硬化対策…にんにく漬、キムチ、わかめ漬 ・疲労回復 ……にんにく漬、梅干し、梅肉エキス ・骨粗鬆症予防…野沢菜漬、広島菜漬、高菜漬、カリカリ梅、わかめ漬 ・整腸作用 ……干したくあん、ごぼう漬、すぐき、ぬかみそ漬 ・胃潰瘍予防 …キムチ、キャベツ漬、サワークラウト ・肥満防止 ……キムチ ・貧血予防 ……小松菜漬 ・高血圧予防 …わかめ漬、キムチ、ぬかみそ漬、ワサビ漬、 ・催眠効果 ……山クラゲ漬 ・利尿作用 ……ピクルス、きゅうりの浅漬 ・免疫力強化 …すぐき、きのこ漬 ・活性酸素抑制…奈良漬 ※ 「漬物学」著:前田安彦 漬物の健康性、機能性、薬食一覧より編集 お漬物は栄養価だけでなく、たくあんのように固いものを噛む。という噛む力を養います。そして、日本各地で、その土地の風土や特産品をいかして、地方色豊かなお漬物がつくられています。日本人の健康と食文化をはぐくんでくれているお漬物に感謝。これからは健康・美容も考えて、お漬物食卓に加えてみてくださいね。
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著者
水谷 俊江(管理栄養士)
南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。