【夏バテ予防におすすめ!】和歌山県で獲れる「はも」の魅力
夏の風物詩である「はも」は、京都や大阪では馴染みのある魚です。「はも」は淡泊な味わいながら、豊富な栄養をもち、夏バテ予防に最適な食材です。今回は「はも」の魅力を紹介します。
2021年08月02日
「はも」ってどんな魚?
関西の夏の風物詩「はも」
「はも」は内陸地である京都に運んでも生きているほど、生命力に富んでいたことから、昔から京都や大阪で盛んに食べられています。梅雨が終わる7月から9月頃にかけて旬を迎え、「梅雨の水を飲んで旨くなる」と言われています。 「はも」は、うなぎのように長い体と、鋭く強い歯を備えた大きな口が特徴で、水深100mより浅い砂泥底に生息しています。エビ、カニ類、イカ、タコなどを捕食して育ち、大きいものでは全長2.2mまで成長します。 愛媛県や山口県、徳島県、兵庫県、大分県などの瀬戸内海でも獲ることができます。特に和歌山と四国の間にある紀伊水道で獲れる「はも」が絶品なことをご存知でしょうか。紀伊水道の真中に位置する戸坂の延縄漁で釣り上げられる「はも」は、淡泊ながらも美味しさあふれる上品な味わいがあり、京都の老舗料亭でも使用されている絶品です。
夏バテ予防に最適!
低カロリーで栄養豊富
淡泊な味わいであることから、夏場も食べやすい「はも」は100gあたり132kcalと低カロリーながら豊富な栄養素を含んでいます。 代謝を助けるビタミンB群に加えて、血液をサラサラにする働きが期待できるEPAやDHAといった良質な油を含んでいます。そして、丈夫な骨をつくる上で欠かせないたんぱく質やカルシウム、ビタミンDなども豊富に含みます。さらに、女性が積極的に摂りたい葉酸も含んでおり、栄養価の高い食材の1つです。
職人の技が光る「骨切り」
食べやすさは「骨切り」で決まる
見た目はうなぎやあなごにも似ていますが、「はも」はうなぎやあなごと違い丈夫な骨を持っています。蒲焼きや煮たりするだけでは小骨が気になり、食べにくいため、骨切りを行う必要があります。 「はも」の皮を残して、身だけを細かく刻むため、職人の腕の見せどころと言われています。
まとめ
暑い夏を乗り切るためにおすすめの食材「はも」
骨切りした「はも」は、湯引きして梅肉で食べる「はもちり」が有名です。他にも、焼き物、汁もの、蒸し物、酢の物、揚げ物などにしても美味しく食べることができます。 「はも」は、最近では関西だけにとどまらず、全国で食べられるようになっています。これから旬を迎える「はも」を食べて、暑い夏を元気に乗り切っていきましょう。 【参考文献】 ・和歌山県/組織から探す/海草振興局/戸坂のハモ(https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/130100/shokuzai-kaisou/tosaka_hamo.html)閲覧日:2021年5月5日 ・文部科学省/食品成分データベース/魚介類・<魚類>・はも・生 閲覧日:2021年5月20日 ・主婦の友社/旬の魚図鑑 著坂本一男
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著者
酒井 葉子(管理栄養士、東京糖尿病療養指導士)
幼少期にアトピー性皮膚炎で悩み、身体の内側から見直す必要性を感じて管理栄養士に。大学卒業後は、給食管理業務や医療機関での栄養指導に携わり、現在は保健指導やコラムの執筆に従事。食を通して、充実した毎日のサポートを行ってまいります。