【高知県のご当地食材】美容食材？「チャーテ」の栄養と食べ方

チャーテという食材を聞いたことはありますか？高知県では、秋の気配を感じ始める10月頃からスーパーマーケットや直売所に「チャーテ」という野菜が出回ります。高知県で馴染みの深い「チャーテ」の栄養と食べ方を紹介します。

「チャーテ」ってどんな食材？

形も色もさまざま

「チャーテ」は、ウリ科の野菜で、熱帯アメリカが原産とされています。「チャーテ」は、明治40年に海外から鹿児島に伝わったのが始まりです。最初に鹿児島で作り始められため、「薩摩隼人」から一般的には「はやとうり」と呼ばれています。形は、洋なし形、卵型、円錐形などのさまざまです。色も、白っぽいものや緑がかったものなどがあります。

高知県の郷土料理に欠かせない食材

栽培が簡単なことから、鹿児島から全国に広がり、高知でも栽培されるようになりました。高知では英名である「Chayote」という言葉のまま伝わり、それがなまったことで「チャーテ」と呼ばれるようになったそうです。高知では、自分たちで消費することを目的に栽培されることも多く、県内全域で食べられています。高知県内の小学校や中学校では給食の献立にも取り入れられており、とても馴染みの深い食材です。

「チャーテ」の栄養

低カロリーで女性にオススメの食材

「チャーテ」は、水分が多い野菜です。100gあたり20～21kcalと低カロリーで、葉酸を含みます。ふつうの「うり」に比べ、糖質やパントテン酸が多いのも特徴です。
葉酸は、胎児の正常な発育に欠かせない栄養素になります。さらに赤血球を作る上でも欠かせない栄養素です。パントテン酸は皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあります。そのため、きれいになりたいと思う女性が摂りたい栄養素を補えるオススメの食材です。

「チャーテ」の食べ方

生でも加熱してもOK

生で食べると、シャキシャキとした食感が楽しめます。シンプルに和え物や酢の物するのもおススメです。熱湯で茹でる時には、酢を少し加えることで歯ごたえをよくなります。豚肉との相性がよく、「チャーテ」は厚めに切って、豚肉やベーコンと一緒に炒めても美味しくいただけます。

まとめ

シャキシャキとした食感がクセになる

シャキシャキとした食感は、食べているとクセになります。スーパーマーケットなどで「チャーテ（はやとうり）」を見かけたら、ぜひ手に取って食べてみてくださいね。

【参考文献】
・農林水産省／基本政策／食文化／うちの郷土料理／SEARCH＆MENU／チャーテの和え物 高知県（https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/chatenoaemono_kochi.html)閲覧日：2021年9月15日
・文部科学省／食品成分データベース／野菜類・はやとうり・果実・白色種・生　閲覧日：2021年9月15日
・文部科学省／食品成分データベース／野菜類・はやとうり・果実・緑色種・生　閲覧日：2021年9月15日
・文部科学省／食品成分データベース／野菜類・しろうり・果実/生　閲覧日：2021年9月15日