【スーパーで見かけたらラッキー】年末にしか市場に現れない三浦大根とは?!

【スーパーで見かけたらラッキー】年末にしか市場に現れない三浦大根とは?!

年末にのみ市場に出るといわれている三浦大根。今回はそんな希少価値が高い三浦大根について管理栄養士が紹介します。どの大根にも当てはまる暮らしに役立つ知識もお伝えしますよ!

三浦大根とは?

三浦半島を代表する白首大根

三浦大根は、神奈川県の三浦半島を代表する野菜で、大正時代から栽培されてきました。現在、一般的に売られている大根は根元が緑の「青首大根」ですが、三浦大根は根元まですべて真っ白!そんな三浦大根は今や年末の3日間のみ、お正月用として出荷される希少な存在となってしまいました。

三浦大根はどんな形?

三浦大根の特徴は真っ白なだけではありません。形は真ん中がふっくらし、首の部分や先端が細くなっている「中太り型」です。大きさは、長さ約60cm、重さ3kgくらいのものが多いですが、中には7kgほどある驚くべきビッグサイズのものもあります。

三浦大根はどんな食感?

三浦大根の肉質は全体的にきめ細かいです。首の部分と首より下の部分で食感が異なります。
首の近くはやや硬く引き締まっており、カリッと歯ごたえがあります。一方、首より下の部分は水分が多く柔らかいです。先端はやや辛みが強くなっています。
そんな三浦大根は歯切れがよいのに、煮くずれしにくく味が染み込みやすいので、煮物やおでんに最適!お正月料理では、なますに使うのが人気です。

おいしい大根を食べよう!

【暮らしで役立つ】おいしい大根の見分け方!

色が白くて硬くてハリツヤがあり、持った時にずっしり重くみずみずしいものを選びましょう。ひげ根が少ないものがおすすめです。葉が付いている場合は、葉がしおれておらず、色鮮やかな状態のものがよいです。
根元の部分が黒ずんでいたり、ヒビが入っていたりするものは避けましょう。
また先端が二股などに変形したものは、堆肥や土の状態が万全でない時に生じやすいといわれているので、できるだけ変形していないきれいな形のものを選ぶとよいです。

大根の保存方法

大根は、葉の部分から水分が蒸発してしまうので、付け根近くから葉を切り落とし、根の部分と分けて保存することをおすすめします。根の部分は、ラップや新聞紙で包んで立てた状態で冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
 サラダ用などで、食べられるサイズに切った状態で保存する場合は注意が必要です。水によくさらした後、水気を切って密封容器で冷蔵保存がよいです。時間がたつと茶色く変色してしまうので、可能な限り、翌日には食べきってしまいましょう。
葉の部分を食べる場合、すぐに食べてしまうか、下ゆでしてから冷蔵・冷凍保存がおすすめです。

大根の栄養学

部位で異なる!栄養的効果

大根は根と葉で野菜の種類が異なります。根は淡色野菜、葉は緑黄色野菜です。根は水分が多く含まれ、ヘルシーで低カロリーなところが魅力的!
一方、葉はビタミンC・ビタミンE・カリウム・カルシウムなどビタミン・ミネラルが豊富です。
大根といえば根っこの部分を連想しがちですが、葉の部分に栄養素が多く含まれているので、サラダなどにアレンジしてみてくださいね。

ジアスターゼ(アミラーゼ)で胃の働きがUP?!

大根の根にはジアスターゼ(アミラーゼ)という成分が豊富に含まれています。ジアスターゼは消化酵素の1種で、胃腸の動きを助けてくれるので、胃もたれや二日酔いを防ぐ効果が期待できます。
揚げ物など油分が多いものを食べる際に大根おろしを添えられていることがよくありますが、これはジアスターゼによって胃の負担を軽くする先人の知恵なのです。

辛み成分も身体によい?!

大根の辛み成分には発がん抑制作用や抗菌作用があるとされています。こういった効果を期待して、焼き魚や刺身を食べる際には大根おろしや大根のツマが添えられているのです。

まとめ

三浦大根を食べよう!

希少価値の高い三浦大根!もし年末にスーパーなどで見かけたら、手に入れてお正月に召し上がってみてはいかがでしょうか?

【参考文献】
・JAグループ 国産国消「三浦大根の紹介」
https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=142(閲覧日2022年6月10日)
・旬の食材百科「三浦大根」
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/daikon-miura.htm(閲覧日2022年6月10日)

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