
最近では川や海などで、カヌーをよく見かけるようになりました。レジャースポーツとして手軽にできるようになり、身近になってきています。レジャースポーツで楽しくダイエットできるとうれしいですが、効果はあるのでしょうか?カヌーに乗るときの体の動きから解説します。
カヌーってどんなスポーツ?
カヌーとカヤックって違う?

カヌーとは、パドルを使って前に進む小舟の総称です。カヌーは「アメリカンカヌー」と「カヤック」の2つに分けることができます。
アメリカンカヌーは船の構造が開放的なオープンタイプになっているのが特徴です。そして船をこぐパドルは、水かきのブレードが片方にだけついたものを使います。
カヤックは船の構造がクローズドタイプになっていて、座るところ以外が甲板で覆われていて、水が入りにくくなっています。船をこぐパドルは、水かきのブレードが両方についているものを使います。
カヌーの歴史

カヌーは昔から移動の手段、荷物の運搬、狩りの道具として、沼、川、海などの様々な水のある場所で生まれた、水の上に浮かべる乗り物です。人間にとって古くからある、生活に根ざした道具の一つです。
スポーツとしてのカヌーは、19世紀の中ごろにイギリスで広まりました。1924年にはデンマークのコペンハーゲンで国際カヌー連盟が設立され、その後初めてオリンピック競技に採用されたのが1936年のベルリン大会です。
近年、日本選手は世界選手権やワールドカップで入賞するなど、力をのばしてきています。オリンピックでも上位の成績を残していて、高く評価されています。今後の活躍がますます期待できるスポーツとして注目されています。
レジャーとしてのカヌー
カヌーは競技としてだけでなく、レジャーとしても広がりをみせています。川や海などで体験できたり遊べたりと、身近にできるようになりました。
初心者でも簡単に乗ることができる、いつもと違う目線で景色を見ることができるなど、自然を楽しむことができるのが大きな魅力の1つです。
カヌーでエクササイズ
カヌーの消費カロリー

運動強度を表す単位に「METs(メッツ)」があります。これは、安静時を1としたときに、運動や活動の強度が何倍あるかということを示す単位です。
この「METs」を使って、特定の運動や活動のエネルギー消費量を計算することができます。計算式は上のようになります。
(カヌー、ボートをこぐ:趣味、全般)のMETsは「3.5」です。カヌーを1時間、体重50kgの人がやった場合、約「184kcal」のエネルギーが消費できます。
体幹が鍛えられる
カヌーで水をかくパドリングの動きでは、腕から肩、そして背中の筋肉を動かすことができ、上半身の筋肉トレーニング効果が得られます。また、骨盤を立ててバランスを保ちながらこぐ動きは、体全体の体幹を鍛える効果があります。パドリングを持続的に行うことにより、有酸素運動と無酸素運動が組み合わさったダイエットに効果的な運動ができます。
カヌーでダイエット

カヌーは他のスポーツに比べてエネルギー消費量がすごく多いわけではありません。しかし体の筋肉運動で体の体幹を鍛えることができます。
レジャーとして1回やったぐらいではダイエットにはなりませんが、カヌーを定期的に行うことでエクササイズになり、これがダイエットにつながります。
まとめ
カヌーで楽しくダイエット
カヌーで楽しみながらエクササイズできることがわかりましたね。この夏はカヌーに挑戦して、楽しみながらダイエットするのもいいですね。
【参考文献】
・公益社団法人日本カヌー連盟/競技種目/カヌーについて
(https://www.canoe.or.jp/disciplines/)
閲覧日;2023年6月15日
・国立健康・栄養研究所/改訂版「身体活動のメッツ(METs)表」
(https://www.nibiohn.go.jp/files/2011mets.pdf)
閲覧日;2023年6月15日
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