ママ目線の管理栄養士がおすすめるする「バランス食」とは? ダイエット・妊活&ママ向け
健康や美容の面からダイエットを試みている方も多いはず。 低糖質ダイエットや単品ダイエット、置き換え食やスムージーなど、多くのダイエットが注目されていますが、今回は私自身の経験をもとにして、皆さんにお勧めしたいバランス食についてお話したいと思います。
2014年11月13日
「バランス食」って…?
様々な食材を組み合わせながら3食きちんと食べる!
バランス食とは、「様々な食材を組み合わせながら3食きちんと食べる」という基 本の食事のことです。例えば、主食・主菜・副菜を軸とした献立にすれば、バラン ス食が作りやすくなります。当たり前すぎると思われるかもしれませんが、他のダイエット法と比較しても安全かつ効果的です。
他の食事系ダイエットではだめなの?
ダイエット法や健康法として、多種多様な食事療法があります。 例えば「低糖質ダイエット」。確かに糖質を控えれば血糖値の上昇は緩やかで、糖を脂肪に変えるインスリンの分泌も少ないので太りにくい…と、一見、正しくて効果的なダイエットのように感じます。 しかし、糖質を控えることで、エネルギー源となるたんぱく質と脂質が増えてきます。長期間に渡って高たんぱくや高脂質食を摂取し続けることのリスクはまだまだ検証途中のため、管理栄養士の私としては自信をもっておすすめすることができません。
ママになって実感できた、『本当に安心な食事療法』
妊娠してまず驚いたのは、厳格な体重管理と食事管理をすすめられることです。 妊娠食の本を手にした際の最初の感想は「生活習慣病の食事療法と似ている」でした。 自分の中で育っていく我が子や、その子を産み育てる自身の体について、とても真剣に考え、毎日の食事について試行錯誤をした結果、バランス食に落ち着きました。 各食品はそれぞれ異なった栄養素を含んでおり、そのどれもが身体を作り、健康を維持することに必要な栄養素です。本当に安全で、体のためを考えた食事は、バランス食になります。 赤ちゃんを大切に思う人は多いと思いますが、自分の体も大切にできていますか?短期的にやせるために無理な食事制限をしたり、偏った食生活をして自分の体をぼろぼろにしていませんか? 赤ちゃんを育てる時でも、自分のダイエットの時でも、「バランス食」を心がけましょう。
「バランス食」で本当にやせる?
私自身も、子育て中は忙しさのためにシリアルやトーストのみなどの偏った食事が増え、体重が増えてしまった時期がありました。 その時にも主人の食事では、カロリーやバランスを考えた「バランス食」を作っていました。 主人の食事の内容の良さは分かっていましたので、思い立って主人と同じ食事に変えたところ、今まで落ちなかった体重が少しずつ減り始め、改めてバランス食の大切さを感じました。 バランス食の良さは、主食・主菜・副菜を軸にすることで腹持ちがよくなり、また、きちんと食事をした、という満足感を感じるというところだと思います。 ダイエットをするためはもちろん、日常や子育てでもバランス食を意識できるようになると、毎日の献立がしやすくなると思いますよ。 次回から、「バランス食」を実践するための食べ方や組み合わせをお伝えしていきます。
【やせ習慣が身につく】管理栄養士が食生活をコーディネートするアプリって?
まずは無料でスタート♪食事を撮るだけ、プロから食事のアドバイスが届く!
- 専属の管理栄養士がダイエットをサポート
- 食制限なし!正しく食べて身につく「やせ習慣」♪
- 管理栄養士が、写真を目で見て丁寧にアドバイス。AIではありません!
- 「あってるかな?」そんな食事のお悩みを正しい知識でアドバイス
著者
山本 亜由美(管理栄養士)
管理栄養士。その他糖尿病療養指導士、ダイエットアドバイザー、日本ジュニア野菜ソムリエの資格を持つ。糖尿病や生活習慣病の食事相談を始め、食を通じた健康の提案、行動修正を含めた肥満の改善の指導に従事。多い時で年間1500件以上の指導を担当。 現在は米国カリフォルニア州で子育てをしながら、アメリカの食習慣や栄養学に興味を持ち、学ぶ日々。