管理栄養士がまとめました。ココナッツオイルに含まれる成分が持つ効果とは?

管理栄養士がまとめました。ココナッツオイルに含まれる成分が持つ効果とは?

クックパッド ダイエットラボ管理栄養士の山本亜由美です。最近話題のココナッツオイルですが、様々な効果がうたわれています。

2014年12月12日

ダイエット中の油分摂取にココナッツオイルはいかが?

ダイエット中の油の摂取について

ダイエットを始めるとまず意識して減らすのは「油」という方も多いですよね。でもダイエットを始めると「肌荒れや便秘、空腹感などに悩まされる」というのはよく聞く話です。その原因がすべて「油」というわけではありませんが、それが原因になっていることも少なくありません。 油は、肌の保湿や粘膜の保持、腸の潤滑、そして腹持ちを良くしてくれる効果が期待できますので、適量を意識したいところです。そんなダイエット中にこそ、ココナッツオイルで油を摂取してみるのはいかがですか?

ココナッツオイルに含まれる成分とは?

体脂肪になりにくい中鎖脂肪酸

おそらくこの点が「ダイエットに効果的」といわれているポイントだと思います。中鎖脂肪酸は一般的な食用油に多く含まれる長鎖脂肪酸と比較すると、消化・吸収のスピードが早くエネルギーとして消費しやすいため、「体脂肪になりにくい」といった特徴があります。ただし、油であることに変わりなく高カロリーだということをお忘れなく。

抗菌作用が期待できるラウリン酸

ラウリン酸は母乳にも含まれる成分で、細菌やウイルスから守ってくれる効果があることがわかっています。肌に塗ることで、保湿とともに抗菌作用が期待できます。 でも、摂取しているから風邪をひかないというわけではないので、基本の対策(うがいや手洗い、マスクの着用など)はしてくださいね。

酸化ストレスを減らす飽和脂肪酸

「体に良い」といわれている植物油の多くが、不飽和脂肪酸を多く含むために酸化しやすい弱点を持っています。それに比べ、飽和脂肪酸の多いココナッツオイルは酸化しにくく、食事による酸化ストレスを減らす効果が期待できます。 いかがでしたでしょうか? この三つの成分はダイエットの味方になるため、ココナッツオイルでダイエット中の油分を摂取してみるのはどうでしょうか?でも、摂取すればいいというわけではないので、きちんと食生活のバランスを考えてダイエットしてくださいね。

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著者

山本 亜由美(管理栄養士)

管理栄養士。その他糖尿病療養指導士、ダイエットアドバイザー、日本ジュニア野菜ソムリエの資格を持つ。糖尿病や生活習慣病の食事相談を始め、食を通じた健康の提案、行動修正を含めた肥満の改善の指導に従事。多い時で年間1500件以上の指導を担当。 現在は米国カリフォルニア州で子育てをしながら、アメリカの食習慣や栄養学に興味を持ち、学ぶ日々。


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