ダイエットの味方?敵?「あぶら」について勉強しましょう!
ダイエットを行う上で気になる「あぶら」。カロリーが高く、体脂肪やコレステロール、脂質など…気になることが多い食材。今回はそんな「あぶら」についてお伝えします!
2015年02月03日
まず知りたい「あぶら」の意味について
体内の「あぶら」と食べ物の「あぶら」
体内の「あぶら」は大きく分けて「体脂肪」と「血中脂質」に分けられます。 血中脂質は、健康診断時にも聞く「コレステロール」や「中性脂肪」などが含まれます。血液中の脂質量に関しては、単純に体格などに直結しないことも多く、コレステロールが高い=太っている、ということでもありません。体脂肪は、食べ物の「あぶら」が身についたのではなく、炭水化物やタンパク質も含め、使い切れなかった分のエネルギーが脂肪に変換されたものです。
食べ物の「あぶら」。見た目も香りも違うけど、何が違うの?
食べ物に含まれている「あぶら」は、含まれる脂肪酸の割合によって体内での代謝が変わってきますが、基本的に油脂はすべて1gで9kcalです。これはラードやバター、オリーブオイル、サラダ油など、どんな種類の油でも共通です。
あぶらって健康やダイエットの敵なの…?
油脂、とくに「脂」と呼ばれる常温で固形の脂質(例えばラードやバターなど)はカロリーが高く、体に悪いように感じている方も多いでしょう。そういった「あぶら」には、飽和脂肪酸と呼ばれ体内でコレステロールを上昇させる脂肪酸を多く含む傾向があるので、コレステロールを控える必要のある方にはあまりお勧めできません。 しかしそうでない場合は、様々な油を活用することで料理の風味を良くしたり、満足感を増すことができます。 例:ごま油やバターを少し加えることで、香りやコクがプラスされ、塩分が控えめでもおいしく食べることができます。 また、ラードや牛脂をスープや炒め物に少し加えるだけで、少量の肉でも十分な程コクがプラスされるので、肉類の量を少なくすることもできます。
「あぶら」を活用することの利点って…?
上記で示したように、油を上手に活用すると、塩分や肉類を少なくしてもコクや香りがプラスされ、おいしく感じると共に、単に減塩やタンパク質を減らしてしまうと感じる物足りなさをあまり感じずに済みます。 ただし、油は少量で高カロリーです。あくまで「ほんの少しプラスする」という意識を忘れずに。毎日の食事の中で活用してみて下さいね。
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著者
山本 亜由美(管理栄養士)
管理栄養士。その他糖尿病療養指導士、ダイエットアドバイザー、日本ジュニア野菜ソムリエの資格を持つ。糖尿病や生活習慣病の食事相談を始め、食を通じた健康の提案、行動修正を含めた肥満の改善の指導に従事。多い時で年間1500件以上の指導を担当。 現在は米国カリフォルニア州で子育てをしながら、アメリカの食習慣や栄養学に興味を持ち、学ぶ日々。