5月27日は、小松菜の日・こま(5)つ(2)な(7)。とびぬけたカルシウムや鉄分を含んだ小松菜は、お江戸生まれの個性的な野菜です。小松菜殿のユニークなプロフィールと、豊富な栄養価を活かす調理法をご紹介します!
「小松菜」の名付け親は…
命名は、吉宗公?
小松菜は、江戸時代に江戸で改良された青菜。
一説によると、八代将軍 徳川吉宗が、現在の江戸川区小松川へ鷹狩りに行かれた際、召し上がった青菜汁をたいそうお気に入りになられたとか。そこで、名前のなかったその青菜に、「小松菜」と命名したそうな。
保存にご注意
立てて保存を!
保存する時には冷蔵庫で立てて。横にすると葉が上にあがろうとしてストレスがかかり、傷んでしまいます。
というのは、小松菜は「茎立菜」という野菜を改良されたもの。その名の通り茎が立って生える立野菜なので、立てて保存が◎!
小松菜の栄養は?
プルーン18個分!?
付け合わせの小松菜のお浸し(70g)のカルシウムは、牛乳100ccに相当。鉄分はなんと、プルーン18個分!!さらに、人参よりも多いベータカロチンと、栄養価は、まさに野菜のお殿様級!
しかし、残念なことに、野菜のカルシウムや鉄分の吸収率は低いのです。
でも大丈夫!カルシウムや鉄分の吸収を促す食材と組み合わせれば、吸収率が高まります。
カルシウムの吸収を促す成分は
牛乳に含まれるペプチドや乳糖。大豆に含まれるペプチドや大豆オリゴ糖。干しシイタケ、しらすや鮭、イクラなどに多く含まれるビタミンD。納豆のネバネバ成分のポリグルタミン酸。
鉄分の吸収を促す成分は
お酢や梅干しやレモンなどの酢酸やクエン酸。パプリカやブロッコリー、ゴーヤや果物などのビタミンC。肉や魚の動物性のたんぱく質。
例えば、王道の「小松菜と油揚げの煮びたし」
大豆製品と組み合わせることでカルシウムの吸収を高めるメニューとなっています。美味しい組み合わせは栄養的にもかなっているのですね。
栄養価を高めるレシピをご紹介
豊富な栄養を、ばっちり吸収しちゃいましょう♪
大豆製品のお味噌汁で、カルシウムの吸収アップ!
・「小松菜のみそ汁」(クックパッド ダイエット)
食欲のない時でもかかえて食べたくなる。梅干しで鉄分アップ。
・小松菜と海苔の梅干和え(山本海苔店)
油揚げにもカルシウムが豊富。シラスのビタミンDのダブル効果でカルシウム吸収アップ!
・簡単☆小松菜とフンワリ油揚げのおひたし(sayumintzさん)
ベータカロチンは油に良く溶けて吸収が良くなります。ベータカロチンアップで抗酸化力もアップ!
・小松菜、人参、きのこと油揚げの炒めもの♪(めぇーちゃん♡)
ぶりなどの青魚は小松菜にはないオメガ3系脂肪酸が豊富。さっぱりなのにたっぷりの栄養価。
・お弁当に★ブリと小松菜のさっぱり和え(チェリーまま49)
豚肉はビタミンB群も豊富。疲れも吹き飛ぶ。大皿で食べたい!
・小松菜と豚バラのオイマヨ炒め(sucre026さん)