ポルトガル料理入門&話題の調味料「マッサ」に迫る!
6月10日は「ポルトガルの日」。意外や意外!ポルトガル料理は日本の家庭料理と似てる!日本人の口によく合うポルトガル料理。いつもの素材で簡単にポルトガル料理を作ることができるんです。
2015年06月10日
ポルトガル料理ってどんなもの?
ごはんにジャガイモ。豊かな肉や魚
ポルトガル人の国民食は、干しタラ(バカリャウ)、ジャガイモ、そしてごはん。バカリャウは、タラの塩漬け・干物。輸送にも便利な保存食として、すでに中世から食べられていたそうです。 付け合わせは大抵ジャガイモ。バカリャウや魚、肉と一緒に調理されます。ご飯は雑炊もしくはリゾット風。トマト味が一般的です。 肉や魚介もバラエティーに富んでいます。欧米では珍しく、うなぎやたこも食べるんです。ポピュラーなイワシの塩焼きは、オリーブオイルとレモンをかけて。お肉は豚、牛、鶏、羊、山羊。一頭丸ごと無駄なくいただきます。
いま注目の調味料「マッサ」とは?
赤パプリカの塩漬けをペーストにしたもの
ポルトガルの食事は、ごはんにジャガイモ。豊かな肉や魚。野菜が見当たりませんが大丈夫??と心配になってしまいますが、そこで登場するのが、ポルトガルの卓上に必ず乗っている調味料のマッサです。おかずにもご飯にも、どんな素材にもしっくりなじむ調味料マッサは、赤パプリカの塩漬けをペーストにしたもの。 またの名を、“うまみ”調味料とも言うマッサは、美味しいだけでなく栄養価にも注目なのです!
ビタミンCたっぷり!
実はこのマッサ、ビタミンCたっぷりの調味料。もともとビタミンCは、赤パプリカから発見されたものです。レモンの二倍以上のビタミンC!
アンチエイジングにも!
パプリカの赤い色は、カプサンチンという強いアンチエイジング・生活習慣病予防の抗酸化作用を持つポリフェノールの一種。そのうえ、甘いパプリカの糖質は、塩漬けにすると乳酸発酵され、旨みと栄養素が更に増します。
簡単ポルトガル料理レシピをピックアップ!
マッサは、パプリカパウダーで代用できちゃうんです♪
生鱈でもひと手間で本場干し鱈の味に迫ります! ポルトガル★鱈とポテトのクリームグラタン by Quegiro 日本でも注目のMASSAを使ったおかず。 手に入りやすいパプリカパウダーで代用できます。 豚肉とじゃがいもの★ポルトガル風★ Quegiro イワシの塩焼きもオリーブオイルで一気にポルトガル風。 ポルトガルの★いわしの塩焼き★ by Quegiro ※6月10日「ポルトガルの日」: 参考サイト http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/portugal/data.html
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著者
水谷 俊江(管理栄養士)
南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。