残り物ごはんで節約!ダイエッターの強い味方は「冷やご飯」!
クックパッドの「みんなのカフェ」で「冷やご飯おすすめレシピ」で盛り上がっていました。カレーやトロロ、卵かけごはんや塩むすび。それから冷ご飯の生ハム巻き等々。意外に人気の冷やご飯。実は冷やご飯には、ダイエットをサポートしてくれる嬉しい成分があるんです。
2015年12月21日
冷やご飯に有るけれど、温かいご飯にない成分は?
消化されないデンプンのレジスタントスターチ
ご飯が冷えると、ご飯の色には透明感がなくなりポソポソっとした食感になります。これは、ご飯のデンプンの一部が人間のカラダでは消化できないデンプンに変わるからです。この状態をデンプンの老化といいます。この老化したデンプンはレジスタントスターチ(RS)と呼ばれています。 このデンプンは人間のカラダでは消化できないため、通常デンプンのエネルギーが1gで4kcalのところ、RSは1gで2kcal。なんとカロリー半分!
レジスタントスターチのダイエットサポート力とは?
腸内環境を改善する働きで美容と健康をサポートします
RSはデンプンのカロリー半分!ただし、RSはでんぷんの一部が変わるだけ。その量は1%~多くても3%です。 カロリーオフはほんのわずかですが、RSのダイエットサポート力はカロリーオフだけではありません。冷ご飯の消化されにくいデンプン・RSは不溶性の食物繊維と同じような働きをします。またRSは大腸のpHを低くするため、腸内の悪玉菌を減らす作用もあります。 このように便秘の改善・予防して、腸の環境を整えることで太りにくい体への体質改善が期待できます。
おススメの食べ方は
カラダの調子で食べ分けること
温かいご飯は消化がいい。体やおなかの調子が悪い時には温かいご飯を。 冷たいご飯は便秘気味の時やダイエットモードの時に。 どちらもよく噛んで食べること。口の中でご飯の甘さが増して美味しくなります。 卵かけごはんや温玉のせごはんは冷ご飯が美味しい。という冷ご飯ファンが多いことに驚きました。という私も冷ご飯派です。
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著者
水谷 俊江(管理栄養士)
南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。