やせやすい体質に?! 熱めのお風呂につかるだけ☆ヒートショックプロテイン入浴法

健康にいいとされる入浴法はいろいろありますが、疲労回復に効果ありとして、最近注目されているのが「ヒートショックプロテイン入浴法」。スポーツ選手も実践している方が多い入浴法なのだとか。そして、疲れがとれるだけでなく、女性には見逃せないメリットもあるんです! 医学博士の前田眞治先生に、詳しく教えていただきました。

ヒートショックプロテインとはどんなもの?

熱によるストレスをかけてたんぱく質を増やす

そもそも、ヒートショックプロテインとはどんなものなのでしょうか?
「熱ショックたんぱく質のことで、傷ついた細胞を修復する役割があります。もともと体内に存在するたんぱく質ですが、“ヒートショック”の名のとおり、熱によるストレスをかけることで増やすことができます」(前田先生)

手軽なヒートショックプロテイン法は、お風呂に入ることだった!

様々な効果が♪

ヒートショックプロテインのもっとも手軽な増やし方が、お風呂に入って体温を上げることなのだそう。

「疲労するというのは、筋肉などを使って、体に老廃物がたまっており、その場所の細胞が傷ついているということです。お湯につかると、湯に触れている部分の血流が増し、老廃物が洗い流されます。そして、体温上昇によってヒートショックプロテインが多く分泌されれば、傷ついた細胞の中のたんぱく質が修復され、元の正常な細胞に戻すことができ、元気になれるというわけです」(前田先生)

また、筋肉以外の器官の細胞も活動が活発になるため、全身のめぐりがよくなって脂肪も燃焼され、やせやすい体質になれるという効果や、老廃物の排出は皮膚の調子も整えてくれるうえ、ヒートショックプロテインにはコラーゲンの減少を抑える作用もあるので、高い美肌効果も期待できるそうです!

【やり方】ちょっと熱めのお湯に短時間つかるだけ!

ヒートショックプロテイン入浴法の具体的なやり方ですが、難しいことは何もありません。40~41度の、ちょっと熱めのお風呂に10~15分つかるだけです。

「42度のお風呂に5~8分つかる短時間高温浴であれば、さらにヒートショックプロテインの増加が期待できます。ただし、42度を超えるお湯は、交感神経が高ぶり、入浴のリラックス感も得られなくなってしまうので、避けたほうがいいかもしれません」(前田先生)

ヒートショックプロテインは各細胞から出るので、必ずしも全身を温める必要はなく、一部だけでも効果は得られるのだそう。半身浴や足湯でもOKということですね。

ヒートショックプロテイン入浴法の注意点

ストレスフリーの日・疲れすぎの時は気を付けよう

ヒートショックプロテイン入浴法をするにあたって、ベストなタイミングというのはあるのでしょうか。せっかくヒートショックプロテインを増やして疲労を回復させているのですから、入浴後は快適な睡眠で、よりよいコンディションを作りたいものですが……。

「熱い湯で短時間の入浴をした場合、皮膚周辺は温まっているものの、内臓など内部はさほど温まっていない状態にあります。この皮膚の温度が下がり、血管がやや拡張して副交感神経が優位となったところで寝つくと良眠が得られます。寝る20分~50分前くらいの入浴がちょうどいいのではないでしょうか」(前田先生)

「なんのストレスもなくゆったりと過ごせた日に、あえて交感神経を刺激する必要はないと思われるので、そんなときに熱い湯に入浴するのはちょっと考えものです。それから疲労を回復させるためとはいっても、あまりに疲れ過ぎているときには、交感神経がずっと高ぶっています。それをさらに高めることは心臓などにとって負担になるので、やめたほうがいいでしょう」(前田先生)

冬場は、浴室と脱衣所の大きい温度差も体によくないので注意したいところ。脱衣所はあらかじめ暖めておくといいですね。
無理はせず、バスタイムを楽しみながら、ヒートショックプロテインを増やして、疲労回復や美ボディ作りに役立ててみてくださいね。

詳細

監修/前田眞治
医学博士。国際医療福祉大学大学院教授。リハビリテーション医学のエキスパートで健康に関する著作多数。「あさイチ」や「世界一受けたい授業」などのテレビにも出演する。著書に『やせる! きれいになる! 炭酸生活』(幻冬舎)などがある。

文/鈴木みずほ

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