脂質は美容の敵じゃない！積極的に摂取したい油4選

「脂肪」「油」「脂質」というと、ダイエット中は避けてしまいがちですよね。しかし、油は健康に悪いものばかりではないのです。体を内側からきれいにしてくれる成分が含まれている油の種類や、おすすめの摂取方法をご紹介します！

青魚の油は血液や脳に良い！

魚を食べると頭が良くなるとスーパーで宣伝しているところを見かけたことはありませんか？この効果を持つのは、青魚に多く含まれるDHAやEPA。これらは脂肪酸と呼ばれる油の一種で、脂肪酸の分類では「n–3系不飽和脂肪酸」と呼ばれる脂肪酸です。いわしやまぐろ、さばやさんまに多く含まれています。これらの脂肪酸には炎症を抑える効果があり、血液をサラサラにしてくれます。また、DHAには神経系に効果がある栄養素もあるので、頭が良くなるといわれています。また、良質な油を取り入れるためには、生で食べる事をお勧めしています。

抗酸化作用を持つ米油でアンチエイジング

米油は米ぬかから作られる油で、トコフェロール（ビタミンE）がたくさん含まれています。ビタミンEは脂溶性ビタミンの一種で、ビタミンCと同じく抗酸化作用を持っています。抗酸化作用は、活性酸素により血管や細胞を傷つけ内側をサビさせる作用を防ぐ効果のことです。脂溶性ビタミンは油と一緒に摂取すると吸収率が上がるので、いつもの油を米油に変えるとビタミンEを効率用に摂取することができると考えられており、生活習慣病の予防やアンチエイジング効果が期待できます。
米油の使い方は、揚げ物や炒め物に使うサラダ油を米油に置き換えて使うと良いでしょう。米油は酸化に強いので、油の劣化もサラダ油よりゆるやかです。

オリーブオイルでもアンチエイジング

エキストラバージンオリーブオイルという種類のオリーブオイルには、たくさんのポリフェノールが含まれています。オリーブオイルはこのポリフェノール効果で、ほかの油よりも健康的であるといわれています。ポリフェノールはワインやカカオにも含まれていて、抗酸化作用を持っています。抗酸化作用があるということは、先ほどの米油のビタミンEと同様で、体がサビてしまうのを防いでくれるのです。使い方は、サラダのドレッシングに使ったり、パンに付けたりするのがおすすめです。エキストラバージンオリーブオイルは非常に香りの良い油なので、その香りも楽しめる食べ方がおすすめですよ。ただし、油は1gあたり9kcalなので、使い過ぎには注意しましょう。

亜麻仁油も血液をサラサラにしてくれます！

近年、メディアで取り上げられる機会が多い亜麻仁（あまに）油。芸能人の方も愛用されているようですね。亜麻仁油は、EPAやDHAでご紹介したn–3系不飽和脂肪酸を多く含んでいます。抗炎症作用を持つので、血液をサラサラにしてくれます。亜麻仁油はn–3系不飽和脂肪酸の中でもαリノレン酸を含んでおり、体内に入るとEPAやDHAに形を変えてその効果を発揮してくれるのです。亜麻仁油は加熱するのではなく、ドレッシングのような使い方で生でとるのがおすすめです。
この記事では「n–3系不飽和脂肪酸」と記載していますが「ω-3系脂肪酸」と呼ぶ場合もあります。意味は全く同じことを指しています。

まとめ

脂質はタンパク質や炭水化物と一緒に体の中のエネルギーを作る栄養素です。健康的な体を作るために、この3つをバランス良く摂取するようにしてください。マーガリンやサラダ油を、今回紹介したような健康に良い作用を持つ油に置き換えて毎日の生活に取り入れることで、油を美容の味方にすることも可能です！健康に良いといってもカロリーは高いですから、摂り過ぎに注意し、「いつもの油を置き換えること」をポイントにしてくださいね。

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