【お酒は太る?】ダイエット中に知っておきたいアルコール摂取のポイント3つ

【お酒は太る?】ダイエット中に知っておきたいアルコール摂取のポイント3つ

「お酒はカロリーがゼロ」や「代謝を上げる効果がある」などさまざまな意見を耳にします。いったい何が本当なのでしょうか?ダイエットで食事制限や運動を頑張っている中でも、ストレスなく上手にお酒と付き合うポイントを3つご紹介します。

2019年03月09日

ポイント1:お酒のカロリーを知ろう

アルコール度数が高いほどカロリーが高い

お酒のカロリーは、「アルコール」の含有量によって変わります。 アルコールは1gあたり【5〜7kcal】とされています。 つまり、お酒はアルコール度数が高いほどカロリーが高く、低いほどカロリーも低い飲み物だと考えられますね。このアルコールのカロリーを他の主な成分と比較してみると、実は少し高いことがわかります。 ・糖質(1gあたり):4kcal ・たんぱく質(1gあたり):4kcal ・脂質(1gあたり):9kcal

カロリーがすべて吸収されるわけではない

体内に入ったアルコールは、肝臓でアセトアルデヒドに分解され、体に無害な酢酸に変化し、エネルギーとして代謝されます。これが、お酒を飲むと体がぽっぽと熱くなる理由です。 このように分解されたアルコールは熱として代謝され、余分なエネルギーとして体に蓄積されません。つまり、お酒を飲むことで体内に吸収されるのは、アルコールではなくお酒に含まれる糖質と脂質のカロリーのみなのです! たとえば、ビールジョッキ1杯(500ml)のカロリーは、食品成分表で計算すると約200kcalありますが、ビールに含まれる糖質とたんぱく質以外のほとんどが、熱として体外に放出されることになります。カロリーだけで一概に「太る・太らない」を判断できないのが、お酒の特徴だとも言えるでしょう。

ポイント2:お酒が太る原因はコレ

お酒に含まれる「糖質」に注意しよう

「アルコールは体外へ放出される」といっても、「お酒が太らない」というわけではありません。お酒には、種類によって「糖質」が多く含まれているものがあります。 体内に入った糖質は、エネルギーとして消費されないと脂肪として蓄積されてしまう特性があります。糖質の摂りすぎはダイエットに大敵となるため、お酒に含まれる糖質にも注意をしましょう! 代表的なお酒(100mlあたり)の糖質量 ・ウイスキー:0.0g ・日本酒:3.6g ・赤ワイン:1.5g ・ビール(淡色):3.1g お酒によって含まれる糖質量はバラバラです。お酒を選ぶときは、糖質の少ない種類を選ぶことがおすすめです。最近では『糖質オフ』のお酒も増えているので、上手に取り入れてみるとよいですね。

「おつまみ」こそがダイエットの大敵

また、お酒を飲むときに気をつけたいのが「おつまみ」の存在です。脂質や塩分を含まないお酒を飲むと、つい濃い味の料理やしょっぱい料理、揚げ物を選んでしまう傾向があります。 さらに、お酒を飲むことで脳の作用も低下し、満腹感を感じにくくなると言われています。お酒の勢いで「食べ過ぎ」を招いてしまうと、ダイエットによる食事制限や運動の効果を台無しにしかねません。 太りにくいおつまみとして、低カロリーな食品や、高たんぱくな食材がおすすめです。また、空腹時の急なアルコール摂取は酔いが回りやすいため、避けるようにしましょう!

ポイント3:太りにくいお酒の種類を選ぼう

おすすめのお酒は「蒸留酒」

お酒の種類は、作り方によって大きく「醸造酒」と「蒸留酒」に分かれます。 ・醸造酒:日本酒、ビール、紹興酒、ワイン、シャンパンなど ・蒸留酒:ウイスキー、焼酎、泡盛、ブランディー、テキーラなど 醸造酒は、穀物や果物などに麹や酵母を加え、アルコール発酵させたお酒です。その醸造酒を加熱して抽出したお酒が蒸留酒です。蒸留酒は、アルコール分が濃縮されたシンプルなお酒のため、糖質がほとんど含まれていません。 ダイエット中は、ぜひこの「蒸留酒」を選んでいただきたいのです。ウィスキーや焼酎であれば、糖質を心配する必要がありません!また、ビール好きの方は「糖質オフ」の商品を選べば、上手に糖質の量を調整することができますよ。

まとめ

「お酒は太る!」と思い込んで、ダイエット中に無理してアルコールを我慢しては、逆にストレスを溜めてしまうかもしれません。きちんとお酒に関する正しい知識をもって、上手にアルコールを楽しみながらダイエットに励んでいきましょう。

【やせ習慣が身につく】管理栄養士が食生活をコーディネートするアプリって?

まずは無料でスタート♪食事を撮るだけ、プロから食事のアドバイスが届く!

  • 専属の管理栄養士がダイエットをサポート
  • 食制限なし!正しく食べて身につく「やせ習慣」♪
  • 管理栄養士が、写真を目で見て丁寧にアドバイス。AIではありません!
  • 「あってるかな?」そんな食事のお悩みを正しい知識でアドバイス

著者

水谷 俊江(管理栄養士)

南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。


カテゴリ別ニュース