【やせる噂はウソ!?】管理栄養士が解説!「りんごダイエット」を成功させる食べ方とは?

【やせる噂はウソ!?】管理栄養士が解説!「りんごダイエット」を成功させる食べ方とは?

今の季節が旬の「りんご」には、様々なダイエット効果や美肌効果が報告されています。しかし、その食べ方次第ではせっかくの成分が無駄になっているかもしれないのをご存知でしょうか?そこで今回は、管理栄養士がダイエットや美肌効果を高める食べ方、りんごへの疑問にズバリお答えします♪

ブームを巻き起こした「りんごダイエット」はやせるの?

「〇〇だけならいくら食べてもOK!」などと言われていたダイエット法の中でも、元祖が「りんごダイエット」ではないでしょうか?若い頃にりんごだけを3日間食べるというダイエットで成功したけれどすぐリバウンドした・・・。という失敗経験のある方も多いと思います。

しかし、〇〇だけを食べるダイエットは、栄養バランスを崩すうえに便秘や腸内環境を悪化させる危険も考えられるため、おすすめはできません。

一方で、りんごダイエットをしてリバウンドをしてしまったけど「便秘が改善した!」「肌が良くなったかも…!」という声もあるそうです。そんなりんごダイエットで期待できる美肌成分について詳しく解説いたします。

1日1個のりんごで医者いらず

“An apple a day keeps the doctor away. “( 1日1個のりんごで医者いらず)という英語のことわざがあるように、昔から世界中でりんごの健康効果は語り継がれてきました。
近年でも、りんごの健康効果は次々に研究結果が報告されています。

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りんごのダイエット・美肌に導く2大成分って?

健康効果について沢山の研究報告がありますが、特にダイエットや美肌に関連した成分を挙げると次の2つがあります。

・りんごポリフェノール
・ペクチン

1.りんごポリフェノール

りんごポリフェノールとは、りんごに含まれる様々なポリフェノールの総称です。特にりんごに皮に多く含まれているポリフェノールです。

ポリフェノールとは植物の色素や苦みの成分であり、強い抗酸化作用があります。体の中の活性酸素から守る、体のサビから身を守る成分のことです。りんごポリフェノールには、他の植物の抗酸化作用に比べて、より高い抗酸化作用があると言われています。また、美肌作用や体脂肪低減作用も報告されています。

2.ペクチン

ペクチンとは、水に溶ける水溶性食物繊維の一種です。水溶性食物繊維は腸の中で食べ物や老廃物を包み込んでゆっくりと通過させるため、糖の吸収をおだやかにする働きや便をやわらかくして便秘を防ぐ働きがあります。

りんごのペクチンには腸内の乳酸菌を増やして、腸内環境を改善する働きもあります。ペクチンはりんごの果皮に含まれています。

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りんどのおすすめの食べ方は?

りんごポリフェノールやペクチンは、主にりんごの皮に含まれています。しかも、ポリフェノールは固い細胞壁の中にあり、細胞を壊すことではじめて体に吸収されます。細胞を壊すにはすりおろすか、加熱して食べることがおすすめです。

「りんごのすりおろし」で食べる!

・ヨーグルトに加える
ビフィズス菌入りヨーグルトと一緒に食べると、更に腸内環境改善効果も期待できます。

・カレーに加える
りんごをすりおろす、又はさいの目に切ってカレーや煮物加えましょう。りんごの酸味と甘さで、味や風味が一段と高まり一石二鳥です。

りんごの食べ方Q&A

Q1:皮は食べても大丈夫?

皮についているワックスなどが心配で皮を食べないという方も多いのではないでしょうか?りんごがピカピカに光っているのは、ワックスで磨いているからではありません。りんご自身が水分の蒸発を抑えるため、りんごの脂肪酸を表面に出して乾燥から守っているのです。

Q2:1日どの位食べればいいの?

どんなにからだに良いといわれる食べ物でも食べ過ぎはNGです。では、りんごは1日にどのくらい食べると良いのでしょうか?

平成17年6月に厚生労働省と農林水産省により、健康増進と生活習慣病予防のために食事バランスガイドが作成されました。食事バランスガイドは、1日当たりどのような食品をどれぐらい食べたらよいかを示しています。毎日の食事を主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の5グループに区分し、それぞれの適量を示します。

その中で、果物は1日2SV推奨されています。りんご1/2個は1SVです。バランスの良い食事のためにも1日1個のりんごを目安にするとよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?今の季節が旬のりんごは、スーパーやコンビニでも手軽に手に入れることができますよね。まさしく「1日1個のりんごで医者いらず」。1日1個のりんごでダイエット。管理栄養士からもおすすめします。ぜひ、ダイエットや美容のために取り入れてみてくださいね♪

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