【肥満&やせすぎを改善】ストレスに打ち勝つための栄養素5つ
ストレスはダイエットにも悪影響をおよぼすもの。食欲不振だけでなく、代謝の低下などからストレス太りを招くおそれもあります。健康な毎日を過ごすためにも、バランスのよい食事でストレスに対抗しませんか?おすすめの栄養素を5つご紹介いたします!
2019年06月30日
「ストレス」で太る?やせる?
慢性ストレスでは「太る」
ストレス状態が常態化してしまう、慢性ストレス。疲れが抜けず倦怠感や寝つきが悪くなるといった症状のほか、太りやすくなってしまうおそれがあります。これは、ストレスホルモンの影響で、脂肪が貯め込まれやすくなり、肥満につながってしまうのです。 また、日々ストレスにさらされていると、衝動的にやけ食い・どか食いをしてしまうことも。手軽なストレス解消法として、やけ食い・どか食いに走ってしまうと、さらに脂肪を溜め込んでしまう悪循環に陥ってしまいます。
急性ストレスでは「やせる」
急性ストレスでは交感神経の働きが活発になり、消化器系の働きが鈍くなることで食欲が抑制されてしまいます。唾液や消化液の分泌が少なくなり、消化管の動きが悪くなるため、胃腸に不快感があらわれることも。結果、食が細くなりやせてしまいます。 食物から充分に栄養を摂取できなくなると、健康状態に悪影響を及ぼします。また、筋肉が落ちやすくなることで、体力も下がってしまうでしょう。
「ストレス」に対抗する5つの栄養素
カルシウム
カルシウムはイライラを抑えるといわれています。カルシウムには脳神経の興奮を抑える働きがあり、カルシウムの貯蔵庫である骨から血液を経由して、常に一定量が供給される仕組みとなっているそう。 しかし、ストレスを受けるとカルシウムの吸収率が下がるおそれも……。そのため、供給量を満たせるよう、食物から意識的に摂取する必要があります。カルシウムを含む代表的な食物は、牛乳・小魚・大豆製品などです。なお、吸収率を高めるため、一緒に摂取した方がよい栄養素があるので、次の項目も要チェックです!
ビタミンA
ストレスにさらされると、免疫力が低下してしまうことも。そんなときの心強い栄養素がビタミンAです。 ビタミンAは、粘膜や皮膚を強くしてくれる作用があるため、免疫力UP効果が期待できます。緑黄色野菜に豊富に含まれており、脂溶性ビタミンのため油との相性が◎!炒め物など、調理の際に油と組み合わせると吸収率が高まるとされています。
ビタミンD
カルシウムの吸収をよくするためには、ビタミンDが欠かせません。ビタミンDは、小腸でのカルシウムとリンの吸収を促進し、血中のカルシウム濃度を一定に調節します。 また、ビタミンDの生理作用によって、骨格と歯の発育が促されるといわれています。ビタミンDはきくらげやしめじなどのきのこ類、カツオやイワシなどの魚類、卵などにも豊富に含まれています。
ビタミンC
ビタミンCは美肌効果のイメージが強いかもしれませんが、ストレスを感じたときにもおすすめ。ストレスに対抗するためのホルモンを作り出す際に消費されるのは、ビタミンC。ストレスを感じるとビタミンCが大量消費されてしまうので、積極的に摂取しましょう!
たんぱく質
たんぱく質も、ストレスに対抗するために必要なホルモンの材料となってくれます。また、たんぱく質を摂取することで、精神を安定させる効果や免疫機能の向上も期待できます。
まとめ
ストレスは、ダイエットだけでなく、健康的な生活も脅かすおそれがあります。病気になりにくい健やかな体をキープするためにも、ストレスに負けない体づくりを目指しましょう!ご紹介した栄養素をしっかりと摂取し、健康的な毎日を送ってくださいね。 参照:厚生労働省 e-ヘルスネット(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-04-001.html)
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著者
ダイエットプラス管理栄養士
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