【高校生のダイエット法】管理栄養士が注意点やポイントを解説!
高校生と言えばオシャレや美容に対する関心が高まる時期。ダイエットをしてもっと可愛くなりたい!と思う方も多いのではないでしょうか。しかし、高校生の時に知識のないまま無理なダイエットを行ってしまうと、成長を妨げてしまったり、健康を害してしまう可能性も…。そこで今回は、高校生のダイエットの注意点やポイントを紹介します!
2019年08月09日
まずは適正体重をチェック
本当にやせなくちゃいけない?
芸能人やモデルに憧れ、ダイエットしてやせたいと思っている高校生も多くいます。 しかし、芸能人やモデルはしっかりと健康管理をしつつスリムな体型を保っているため、そうではない一般的な高校生が無理にやせようとするのは危険です。 肥満度を知るために使われているのがBMIという数値です。BMIは体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)という数式で求められます。日本肥満学会の基準では、BMI18.5未満が低体重、BMI18.5以上25未満が普通体重、BMI25以上が肥満と判断されています。 まずは自身の身長と体重をBMIの計算式に当てはめてみて、本当にダイエットが必要な体型なのかをチェックしてみましょう。
高校生がダイエットを行う上でのポイント
「カロリー制限した食事」ではなく「バランスの良い食事」を!
ダイエット=カロリー制限というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?しかし、無理に食べる量を減らすと身体への負担となってしまい、貧血や生理不順などの原因となる可能性も。 また、お肌や髪が荒れてしまう原因にもなるため、可愛くなるためのダイエットとはかけ離れてしまう事も考えられます。カロリーを抑える事も大切ではありますが、まだ成長期である高校生は栄養バランスの良い食事を意識する事が大切です。 栄養バランスの良い食事とは、主食(ご飯・パン・麺類などの炭水化物)、主菜(肉類、魚介類、卵、大豆製品などのたんぱく質)、副菜(野菜類、きのこ類、海藻類などのビタミン、ミネラル)の3点セットを揃える事が基本となります。 主食・主菜・副菜の3点セットを揃える事で成長期の身体にとって必要な栄養素をしっかりと摂る事が出来ます。
間食はお菓子ではなく栄養価の高い食品を選ぶ
体育の授業があったり、部活を頑張った日は、3食のお食事だけでは足りず、空腹感を感じて間食を摂る事も多いのではないでしょうか。そこで大切なのは栄養価の高い食品を選択する事です。 間食というと甘い物やスナック菓子などをイメージしてしまいますが、ダイエット中の間食でオススメなのは代謝をサポートするビタミン・ミネラルや、筋肉や健康なお肌や髪の材料となるたんぱく質などの栄養素を多く含む栄養価の高い食品です。 例えば、甘い物が欲しい時はスイーツよりも果物を選択しましょう。果物はしっかりと甘みがありますがお菓子よりもカロリー控えめですし、歯ごたえもあるので満足感を感じやすくなり食べ過ぎ予防につながります。 他にも、たんぱく質豊富なチーズやヨーグルト、ビタミン・ミネラル豊富で歯ごたえのあるナッツ類なども間食としておすすめの食品ですよ。
ながら食べはやめて食事をしっかりと味わう
授業に塾に部活…と高校生はとても忙しい毎日を送っていますよね。そのため、食事中でもついスマホをいじったり、テレビを見たり、雑誌を読んだりという、いわゆる「ながら食べ」をしてしまう事もあるのでは? 何かをしながら食事を摂る「ながら食べ」は食事に集中できないため満足感を感じにくく、どれだけ食べたかも把握しにくくなるため食べ過ぎにつながります。食事の際にはスマホやテレビはお休みし、食事に集中して食べすぎを防ぎましょう。
まとめ
将来の「綺麗」と「健康」のために、無理のないダイエットを!
高校時代に栄養バランスの良い食事を摂り、身体にとって負担のないダイエットを行う事で、美しく健康的な大人の女性となるための土台を作る事が出来ます。まずは本当にダイエットが必要がどうかをチェックし、ダイエットを行う際にも正しい方法でダイエットを行いましょう。
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著者
藤井 歩(管理栄養士)
大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係の様々な業務に携わっています。
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