【改めて知りたい!】日本が誇る「箸」の美しい使い方

【改めて知りたい!】日本が誇る「箸」の美しい使い方

私たちは毎日箸を使って食事をしています。箸使いが正しく美しいと、普段の食事がもっとおいしくなり、まわりの人とも楽しく食べられます。改めて箸の使い方を確認してみませんか?

2022年07月26日

食べ方がきれいだと食事がおいしくなる

日本が誇る「箸」

日本の食文化は、自然に感謝する心やまわりの人を尊ぶ謙虚さなどを箸とともに育んできました。つまむ・挟む・裂くなどのたくさんの機能があるのも箸の特徴で、和食の繊細さを表しています。 箸を正しく持つと食べ方が美しくなり、食事がおいしくなります。まわりの人とも気持ちよく楽しく食べることができます。改めて箸の大切さを感じてみましょう。

まずはここから確認してみましょう!

お箸の長さ合っていますか?

お箸が上手に使えない原因の1つに、箸の長さが手に合っていないということがあります。自分が今使っている箸の長さは適切なものか、改めて確認してみましょう。 箸は、「咫(あた)」の1.5倍がちょうどいい長さと言われています。「咫」とは、人差し指と親指が直角になるように手を開いたとき、人差し指の先と親指の先を結ぶ長さのことです。 大人の男性で22.5cm、大人の女性で21cmが箸の長さの目安になります。

正しい箸の持ち方

箸の持ち上げ方

食卓から箸を持ち上げるとき、何気なくやる動作ですが、ここを意識して丁寧にやるだけで、食事と向き合う姿勢が違ってきます。簡単な3つの動きですが、箸使いが上手になるので、まずはここからやってみましょう。 ① 右手で箸を2本持ち上げる ② 左手で箸を受け取る ③ 右手で正しい持ち方に持ち直す

箸の持ち方のポイントを改めて確認

◎箸は箸先から3分の2の部分を持つ ◎上の箸は、鉛筆を持つように、親指・人差し指・中指の3本で持つ ◎下の箸は、中指と薬指の間に入れ、薬指の上で固定する ◎開くときは、上の箸だけ動かして下の箸は動かさない

箸のマナーを知りましょう

やっていない?箸使いのタブーをチェック!

箸の作法の中で、やってはいけない動作を「嫌い箸」「忌み箸」などと言います。日頃ついやってしまいそうなものを挙げたので、チェックしてみましょう! □横箸…箸2本でスプーンのようにすくう □拾い箸・箸渡し…箸から箸へ料理を渡す □移り箸…1度料理に箸をつけてから、違う料理に移る □涙箸…箸先から汁を垂らしながら口に移す □寄せ箸…箸で器を引き寄せる □かき箸…器に口をつけて、かき込む □刺し箸…料理を箸で刺す □迷い箸…何を食べようか迷い、料理の上で箸を動かす □振り上げ箸…箸を手の甲よりも上に上げる □渡し箸…食事の途中で、食器の上に箸を渡して置く □指差し箸…箸で人や物を指す □叩き箸…箸で器を叩く □突き立て箸…ご飯に箸を立てる □揃え箸…箸を食器や机に立てて、箸先を揃える

まとめ

美しい箸使いでおいしく

正しく箸が使えていましたか?知っているだけで今からでも箸使いは美しくなります。正しく使って食事をもっとおいしくもっと楽しく食べましょう! 【参考文献】 ・日本箸文化協会/正しい箸の持ち方チェック (http://www.hashi-bunka.jp/pg224.html)閲覧日:2021年4月12日 ・農林水産省/aff バックナンバー2016年5月号/お箸のはなし(1)(2) (https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1605/spe2_02.html)閲覧日:2021年4月12日

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著者

原 美香(管理栄養士)

食べることが大好きで大学で栄養学を学ぶ。卒業後は食品会社を経て、管理栄養士の会社で特定保健指導、スーパーや惣菜店のメニュー開発等に携わる。現在はオンラインでのコラムを執筆中。1男1女の母としても奮闘中! 生活を楽しく豊かにしていく食事を目指しています!


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