【日本の和食文化】おにぎりの歴史とその魅力

【日本の和食文化】おにぎりの歴史とその魅力

私たちは小さいころから「おにぎり」を食べてきました。お弁当の中によく入っている定番メニューでもあります。今回はこの「おにぎり」の歴史や魅力に迫ります!

おにぎりって?

おにぎりとは

炊いたご飯を成形したものをおにぎりと言い、梅干し、しゃけ、昆布を中に入れてのりで巻くのが定番です。お弁当や携帯食としても便利で、私たちの生活に身近な食べ物です。幼い子供からお年寄りまでみんなが大好きですよね。

おにぎりの歴史

日本人は平安時代、もち米を蒸して固めた屯食(とんじき)というものを食べていました。これがおにぎりの原形と言われています。
江戸時代になると浅草のりの養殖が始まり、板のりが広まり始めました。それに伴って固めたご飯にのりを巻くようになり、現在のおにぎりの形が出来上がったとされています。このころから携帯食として広まり、根付いていきました。
現在では、お弁当、携帯食として食べるだけでなく、日常的な食事としても多く食べられています。

おにぎりの地域別特徴

おにぎりの形

おにぎりと言えば、三角形をイメージしますが、おにぎりには俵型、球形、平べったい丸などの形があります。
関東では握りやすく、崩れにくい三角形が昔から好まれてきました。関西では昔から観劇を楽しむ人が多く、そのとき食べていた弁当の中に入れやすいため、俵型が主流となったという説もあります。
最近では、コンビニで全国的に三角のおにぎりが売られるようになり、どこの地域でも「おにぎりは三角形」が主流になってきています。

おにぎりを巻くのはのりだけじゃない

関東のおにぎりは焼きのりで巻くことが多く、関西では味の付いたのりで巻くことが多いようです。その他、地域によってはのりを巻かない、違う食材で巻く、などしたおにぎりがあります。
例えば、和歌山・三重・奈良では高菜の葉でおにぎりを包む「めはりずし」が有名です。富山では、とろろ昆布をおにぎりに巻いた「とろろ昆布おにぎり」が定番となっています。

おにぎりの具はバラエティ豊か

おにぎりの具と言えば、梅干し、しゃけ、昆布などが定番ですが、各地それぞれの名産品を具材にしたおにぎりも数多くあります。
例えば、秋田には名物のいぶりがっこを入れた「いぶりがっこおむすび」があります。その他、名古屋は海老天、福岡は明太子、沖縄はスパムを具材にしたおにぎりなどがあります。

おにぎりの魅力

手で持って食べられる

お箸を使わず手で食べられるおにぎりは、幼い子供からお年寄りまでみんなが食べやすい、みんなに優しい食べ物です。外出先でも食べやすく、災害時などの炊き出しとしても重宝されています。

おにぎりは「和食」の象徴

具材をご飯に混ぜ込んだり、ご飯の中に入れて包んだりでき、どんな具材でもおいしいおにぎりが作れます。またどんな形に握ることもできます。食べる人、食べる場所、食べる目的を考えて具材や形を変えて作ることができるおにぎりは、日本人の食に対する考え方や慣習を表しています。つまりおにぎりは「和食」の象徴として捉えることもできるのです。

地域の特色がわかる

地域によって形やのりや具材に違いがあります。おにぎりから、その地域のライフスタイルや食文化が見えてくるのも、おにぎりの魅力の1つです。

まとめ

おにぎりは魅力たっぷりな和食

いつも何気なく食べている「おにぎり」ですが、おにぎりの歴史や特徴を知ると、その魅力に改めて気付かされますね!
次の休みの日には、好きな具材を入れたおにぎりを作り、改めておにぎりの魅力を味わってみませんか?


【参考文献】
・一般社団法人おにぎり協会/おにぎりの歴史
(https://www.onigiri.or.jp/history) 閲覧日:2021年6月21日
・日本おにぎり協会/おにぎりの雑学
(https://www.onigi-re.com/knowledge/) 閲覧日:2021年6月21日
・JA全国女性組織協議会/日本のおむすび全部食べたい!
(https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/attach/pdf/gohan-2.pdf) 閲覧日:2021年6月21日

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