【管理栄養士が教える】簡単に作れる!幼児食のポイントとは

【管理栄養士が教える】簡単に作れる!幼児食のポイントとは

子どもが離乳食をしっかりと食べるようになり、母乳やミルクが減ってきたら、「幼児食」にステップアップしましょう。今回のコラムでは、幼児食のポイントや手軽に作るコツをご紹介します。

幼児食の基礎知識

幼児食とはどんな食事?

離乳食の時期はいろいろな食材を摂りつつ、母乳やミルクから栄養を補ってきました。しかし幼児食では、基本的に食事やおやつのみで栄養をまかなうようになります。
もちろん、大人とまったく同じ食事内容ではありませんが、食事のリズムや食形態を、大人の食事に近づけていくための大切な時期でもあります。

幼児食のポイント

大人と同じ味付けはNG!

子どもの消化器官や味覚が未発達なので、離乳食が終わったからといって、大人と同じ味付けの食事や脂肪の多い食事、甘いお菓子、刺激物などはなるべく与えないようにしましょう。
また、大人と同じ味付けに慣れてしまうと、薄味の食事を食べなくなり、将来的に生活習慣病などのリスクが高まる可能性もあります。素材の味や出汁の味を生かした、薄味を意識することがおすすめです。

食べやすくなるような工夫をしましょう!

幼児期はまだ噛む力も弱いので、柔らかくしたり、小さく刻むなどの工夫をしてみましょう。また、フォークやスプーンなどを使うのが難しい場合は、手づかみ食べできるような形(野菜を細長く切るなど)にするのもおすすめです。

おやつは栄養価の高い物をチョイス!

幼児期は1回にたくさん食べることが難しいため、おやつも立派な栄養源です。大人の場合は「おやつ=お菓子」といったイメージですが、幼児期のおやつは、小さめのおにぎりやふかしたさつまいも、果物など、栄養価の高い食品を選択してみましょう。

食べる楽しさを知る機会に

幼児期の食事は楽しい雰囲気も大切です。食べさせるためについ必死になってしまったり、こぼしたりすると、ついイライラしてしまうかも知れません。ですが、子どもにとって、食事時間は楽しい時間であるというイメージを持たせるためにも、できるだけ大らかに接してみましょう。
また、子どもへの声かけや、好きなキャラクターの食器を使うといった工夫もおすすめです。

幼児食を手軽に作るコツ

下ごしらえ&冷凍で時短!

幼児食を作るとき、毎回イチから作るのは大変ですよね。そこでおすすめしたいのが「冷凍保存」です。野菜などの食材を下ごしらえし、冷凍保存しておくことで、時短につながります。

冷凍におすすめ食材

1)にんじん・・・みじん切りや薄い短冊切りなど、食べやすい大きさにカットする。

2)ブロッコリー・・・小さめの小房に分けて冷凍する。

3)ほうれん草・・・柔らかく茹で、1食分ずつラップなどで小分けにして冷凍する。

4)かぼちゃ・・・種やわたを取り除き、食べやすい大きさにカットして冷凍する。茹でてマッシュしてから冷凍してもよい。

5)きのこ類・・・きのこ類は歯ごたえがあるので幼児にとって食べにくい食材ですが、冷凍することで柔らかくなり、食べやすくなります。

6)うどん・・・冷凍うどんはコシが強く幼児には食べにくいので、冷蔵のチルドうどんがおすすめ。1食分ずつラップなどで小分けにして冷凍する。

冷凍に不向きな食材

豆腐やこんにゃく、じゃがいもなどの水分量の多い食材は、冷凍することで食感が変わってしまうので冷凍には不向きです。

まとめ

美味しく手軽に幼児食を作ろう!

いかがでしたか?幼児食は子どもの発育に重要な食事ですが、毎食完璧に作ろうとすると、親にとって負担となってしまいます。冷凍保存も活用しつつ、親も子どもも楽しく食べられる食卓を目指してみてくださいね。

出典:幼児食とは?幼児食についての基本的な知識! 日本安全食料料理協会 アクセス日:2021/9/27
(https://www.asc-jp.com/kenkousyoku/youjisyoku/)

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