【希少価値が高いジャガイモ】小ぶりで甘い新品種「インカのめざめ」を学ぼう!

【希少価値が高いジャガイモ】小ぶりで甘い新品種「インカのめざめ」を学ぼう!

北海道の有名なお土産で聞いたことある方も多いはずの「インカのめざめ」。ジャガイモだっていうのは知っているけど、特徴は?どうしてスーパーでなかなか出会えないの?手に入れることができたらどうすればよいの?今回はそんな疑問を管理栄養士が解決します。

インカのめざめって?

農研機構で生まれた新品種のジャガイモ

インカのめざめは、2001年に品種登録された農研機構の北海道農業試験場で生まれた新品種のジャガイモです。現在、北海道の幕別町を中心に栽培されています。

どんな見た目?

一般的なジャガイモと比べて小ぶりです。中身は鮮やかな濃い黄色で、皮をむいた後でも変色することがほとんどなく、加熱してもきれいな濃い黄色のままです。この濃黄色はカロテノイド系色素によるもので、抗酸化作用が期待できます。

味や食感は?

舌触りはやや粘性があり繊細でなめらかなです。糖度が非常に高くて甘みがたっぷりですが、そんな人気の甘さには秘密かあります。
インカのめざめは8月頃から収穫が始まりますが、すぐに出荷されるわけではありません。約半年以上低温貯蔵した後に出荷されます。この低温貯蔵によって熟成されたインカのめざめは、実の黄色がより濃くなり、糖度が非常に高くなるのです。

甘くて人気なのに市場に多く出回っていない理由は?

育てるのに手間が…

インカのめざめはおいしくて人気なのですが、なかなかスーパーで見かけることはありませんよね?その理由は小ぶりで長期保存しにくいからです。
小ぶりだと、大型機械では取りこぼしが多くなってしまいます。また他のジャガイモに比べると休眠期間が短く長期保存できないので、大規模栽培には適さず、生産量が限られています。
おいしいのになかなか手に入らないのは残念ですが、希少価値が高いからこそより求めてしまいますよね。

インカのめざめを食卓に取り入れよう

購入後はよく洗い、できるだけ早く食べよう!

半年以上低温貯蔵しているため、購入後はできるだけ早く食べましょう。もし保存する場合は冷蔵庫に入れましょう。
低温貯蔵した際に表面がシワシワで柔らかくなったり、芽が出てカビが生じてしまったりする場合があるようですが、調理前によく洗って、芽を取れば問題なく食べることができます。熟成されている証拠です。

インカのめざめのおすすめ調理法

インカのめざめは煮崩れしにくいので、シチューやカレーなど煮込み料理に適しています。またゆでたり揚げたりと調理しても変色しにくいので、サラダとして使ったり、ポテトフライや天ぷらにしても色鮮やかできれいに仕上がりおすすめです。

まとめ

インカのめざめを食べよう!

色鮮やかで甘くておいしいインカのめざめ!希少価値は高いですが、ぜひ北海道からお取り寄せしてみませんか?

【参考文献】
文部科学省「食品成分データベース」 https://fooddb.mext.go.jp/
(閲覧日2022年6月10日)

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