【ダイエットにも効果あり!?】柑橘類の栄養と香りの効果
甘酸っぱい爽やかな香りが特徴の「柑橘類」。シーズンごとに市場に出回る種類が異なるため、1年中楽しむことができる果物ですね。今回は、柑橘類の栄養と嬉しい効果をご紹介いたします!
2024年01月08日
柑橘類を知ろう
柑橘類とは
柑橘類とは、ミカン科のカンキツ属・キンカン属・カラタチ属に属する植物の総称をいいます。柑橘類は、幼果(ようか)の時は葉緑素により緑色をしていますが、成熟するにしたがって、葉緑素が分解され、黄色や橙色の色素であるカロテノイドが残るため、果実は黄色になります。
カンキツ属の種類
カンキツ属にはミカン類(温州みかん、マンダリンオレンジ、ポンカンなど)、オレンジ類(バレンシアオレンジ、ネーブルオレンジなど)、グレープフルーツ類、タンゴール類(伊予柑、清美、タンカンなど)、タンゼロ類、香酸かんきつ類(ユズ、カボスなど)、ブンタン類、雑柑類(夏ミカン、デコポンなど)があります。私たちが家庭でよく食している種類ですね。
キンカン属の種類
キンカン属には、キンカン類(ニンポウキンカンなど)があります。甘露煮で皮ごと食べることができます。
カラタチ属の種類
カラタチ属には、カラタチ類があります。果実は、苦みが強いため、生食は難しいとされています。
柑橘類の栄養
ビタミンC
柑橘類に含まれる栄養素として代表的なものは、ビタミンCです。ビタミンCは、コラーゲンの生成に必要なビタミンで、不足すると血管がもろくなり出血しやすくなります。他にも、毛細血管や歯、軟骨などを健康に保つ働きや、皮膚のメラニン色素の生成を抑える効果、風邪などに対する抵抗力UPが期待できます。
β‐カロテン
体内でビタミンAとなり、眼や皮膚の粘膜を健康に保ったり、薄暗い場所での視力を保ったりする働きをします。
食物繊維
柑橘類には、水溶性の食物繊維「ペクチン」も豊富に含まれています。ペクチンは、便の体積を増やす材料や、腸内の環境を改善する腸内細菌の餌となり、これらの菌を増やすことにも効果が期待できます。次は、今注目の「リモネン」について、ご紹介いたします!
柑橘類にも含まれる「ファイトケミカル」とは
香りの成分「リモネン」
柑橘類特有のさわやかな香りには、「リモネン」というファイトケミカルが含まれています。このリモネン、実は、脂肪を燃焼させて、エネルギーにする褐色脂肪細胞を活性化する作用があるため、ダイエットにも効果が期待できると言われています。
まとめ
嬉しい栄養が豊富!ですが、食べ過ぎにはご用心を
いかがでしたか。柑橘類は、今特においしくいただける季節です。嬉しい栄養素が豊富に含まれている一方、糖質も多く含まれていますので、食べ過ぎにはご注意を。 【参考文献】 健康長寿ネット/健康長寿とは/栄養素/ビタミンCの働きと1日の摂取量 (https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-c.html) 閲覧日:2023年9月7日 健康長寿ネット/健康長寿とは/栄養素/ビタミンAの働きと1日の摂取量 (https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-a.html) 閲覧日:2023年9月7日 厚生労働省/e-ヘルスネット/栄養・食生活/栄養素等のはたらき/食物繊維の必要性と健康 (https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-001.html) 閲覧日:2023年9月7日 日本メディカルハーブ協会/LIBRARY/モノグラフ+/植物たちが秘める健康力 ダイエット効果をもたらす香り (https://www.medicalherb.or.jp/archives/238000) 閲覧日:2023年9月7日
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著者
山田 みゆき(管理栄養士)
大学卒業後、管理栄養士を取得。高齢者施設に入職し、給食管理・栄養管理を行う。現在はオンラインでの食事指導やコラム執筆にも携わる。二児の母となり、日々の食事の大切さを改めて実感。「おいしく食べて健康に」をモットーに、食事の楽しさ、栄養の大切さをお伝えしていきます。