【何が違うの?】硬水と軟水の特徴と、上手な取り入れ方についてご紹介!

【何が違うの?】硬水と軟水の特徴と、上手な取り入れ方についてご紹介!

普段何気なく飲んでいる水に、「硬水」と「軟水」があるということは知っているけれど、どんな違いがあるのか、それぞれのメリットやデメリット、そして向いている用途がどのようなものなのか詳しく知っているという方は少ないのではないでしょうか。そこで今回は水の硬度について、詳しくご紹介します。

-176795分前

硬水と軟水は何が違うの?

水の「硬度」に違いが!

硬水と軟水の違いは、その水に含まれているミネラルの量によって決まります。そのミネラルの量を表しているのが「硬度」です。 水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが多いほど、硬度が高くなります。硬度が高い水が硬水、硬度が低い水が軟水と呼ばれます。 WHOのガイドラインでは、 ・硬度60mg/L未満:軟水 ・60~120mg/L未満:中程度の軟水 ・120~180mg/L未満:硬水 ・180mg/L以上:非常な硬水 と分類していますが、日本では100mg/L未満が軟水、100mg/L以上が硬水とされています。 硬度は採水地の土壌や地盤、川の地理的な特徴によってその硬度が決まります。日本では水道水やミネラルウォーターはほとんどが軟水ですが、ヨーロッパの水は主に硬水です。

硬水はどんな水?

ミネラルが豊富!

ミネラルを多く含む硬水は、ほのかに苦みがあるといわれています。 カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれているため、水を飲むだけで不足しがちなミネラルを摂取できる点が魅力です。

どんな用途に向いている?

肉のくさみを抑えたり、あくを取り除きやすくしたりする効果があるとされており、シチューなどの洋風の煮込み料理に適しています。 マグネシウムを多く含むことにより、便をやわらかくしてくれる効果がありますが、過剰に摂取すると腸への刺激が強くなり、お腹が緩くなってしまう可能性があるため注意が必要です。 軟水と比べると石鹸やシャンプーが泡立ちにくかったり、煮沸するとミネラルの成分が結晶化し、調理器具などに付着したりしてしまう場合があります。

軟水はどんな水?

日本人にはおなじみの水!

軟水はなめらかで口当たりがよく、ほぼ無味であることが特徴です。くせがないため、昆布やかつおなどのだしのうま味成分を引き出しやすく、日本食に向いているといわれています。

どんな用途に向いている?

軟水はくせがないため、昆布やかつおなどのだしの繊細なうま味成分を引き出しやすく、日本食に向いているといわれています。 また、赤ちゃんはまだ胃腸が未発達であるため、粉ミルクの調乳も軟水がおすすめです。

まとめ

特徴を知って上手に水を選ぼう

いかがでしたか?今回は、意外と知らない硬水と軟水の違いや、おすすめの使用方法についてご紹介しました。 それぞれに適した用途や好みがあるため、目的や体質に合わせて使い分けるのがおすすめですよ。 【参考文献】 ・神奈川県,” 軟水・硬水ってなあに? ”,神奈川県ホームページ(https://www.pref.kanagawa.jp/docs/h3x/top/nansuikousui.html) 閲覧日:2025年1月9日

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著者

谷口 美希(管理栄養士)

食べることと料理が大好きで、大学で栄養学を学ぶ。卒業後は管理栄養士として老人ホームや健診センターに勤務。現在は、特定保健指導やオンラインでの栄養指導、コラムの執筆などに携わっており、栄養の面からたくさんの方の健康を支えていくことを目指しています。


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