【子供の健康は食育にあり!】学校給食が肥満に及ぼす影響とは

日本の小学校では当たり前となっている学校給食ですが、今、世界から注目される存在となっています。その理由は「肥満予防」です。今回は、学校給食の役割と子供の肥満について見ていきましょう。
10時間前
そもそも子供はどれくらい太っていたら肥満?
肥満度
子供の肥満は、「肥満度」という実測体重と標準体重から計算した値で評価しています。 肥満度=(実測体重-標準体重)/標準体重×100(%) 例えば、学童では、20%以上は軽度肥満、30%以上は中等度肥満、50%以上は高度肥満とされています。子供の肥満の原因は、ほとんどが、摂取エネルギー量が消費エネルギー量を上回るために起きる「単純性肥満」です。
子供が肥満になる要因
食事・おやつ・清涼飲料水の過剰摂取

食事の欧米化に伴い、食事全体のエネルギー量がUPしました。また、自動販売機やコンビニエンスストアの普及で、手軽におやつや清涼飲料水を購入しやすい環境になったのも、要因の一つです。
食事バランスの偏り
ファストフードで言うと、ハンバーガー、フライドポテト、炭酸飲料のセットを選択すると、糖質や脂質に大きく偏りが出てしまいます。また、朝食に惣菜パンと菓子パンを合わせて食べるもの、同じく糖質や脂質に栄養バランスが偏ってしまい、結果、摂取エネルギー量の過多、ビタミン・食物繊維の不足に陥ってしまいます。
日常の活動性・運動不足
最近では、テレビゲームだけでなく、スマートフォンやタブレットでのゲームやSNSの普及で、外で身体を動かすことが、昔と比べて減ってきたのも要因と考えられます。次は、学校給食の歴史について見ていきましょう。
学校給食はいつから始まった?
国内最初の給食は山形県

日本で初めて給食を開始したのは、山形県鶴岡町(現・鶴岡市)のお寺にあった小学校で、1889年に、生活が困窮している子供たちへ無償で昼食を提供したことが始まりと言われています。
全国普及は戦後
学校給食が全国へ普及したきっかけは、戦後の食糧難と国民の栄養改善が目的でした。当時は、GHQやユニセフの支援を受けての給食提供を行っていました。
学校給食のあり方
食事のバランスを視覚的に学ぶことができる

学校給食は、食事でありながら、それ自体が食育の媒体となっています。文字でこの食品を何グラム食べたら良いと教えても、子供たちには想像がつきません。実際に1食を目で見て、食べることで、それぞれの食品の量を視覚的にも学ぶことができます。
学校給食法に7つの目標

学校給食法が平成20年6月に改正され、給食のあり方について以下の「7つの目標」が掲げられています。 1.適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること。 2.日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、及び望ましい食習慣を養うこと。 3.学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養うこと。 4.食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであるということについての理解を深め、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと。 5.食生活が食にかかわる人々の様々な活動に支えられていることについての理解を深め、勤労を重んずる態度を養うこと。 6.我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること。 7.食料の生産、流通及び消費について、正しい理解に導くこと。 これらを基に、各学校に在籍する栄養教諭が食育を行った結果が、子供の肥満予防のための知識習得につながっていると考えられます。
まとめ
学校給食をより活かすために
いかがでしたか?当たり前の存在になっている学校給食ですが、とても大きな役割を果たしていることが分かります。子供が帰宅した後に、一緒に今日の給食の内容を振り返ってみるのも、より良い食育につながるかもしれませんね。 一般社団法人/日本小児内分泌学会/ お子様の病気が気になる方へ/患者さんおよび保護者の方へ/病気の解説/肥満 (https://jspe.umin.jp/public/himan.html) 閲覧日:2025年9月2日 一般社団法人全国学校給食推進連合会/学校給食について/学校給食の歴史 (https://www.zenkyuren.jp/lunch/) 閲覧日:2025年9月2日 一般社団法人全国学校給食推進連合会/学校給食について/学校給食の目標 (https://www.zenkyuren.jp/lunch/aim.html) 閲覧日:2025年9月2日
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著者
山田 みゆき(管理栄養士)

大学卒業後、管理栄養士を取得。高齢者施設に入職し、給食管理・栄養管理を行う。現在はオンラインでの食事指導やコラム執筆にも携わる。二児の母となり、日々の食事の大切さを改めて実感。「おいしく食べて健康に」をモットーに、食事の楽しさ、栄養の大切さをお伝えしていきます。






