管理栄養士が教える生理周期にあわせたダイエットのコツ!

管理栄養士が教える生理周期にあわせたダイエットのコツ!

「こんなに頑張っているのに痩せない!」と、悩める女性必見です。女性のダイエットに強い管理栄養士が月のリズムを利用して効果の上がるタイミングのコツを伝授します。女性のカラダには「月のリズム」に依存した脂肪の分解や合成が存在します。そのタイミングをつかんで、最小の努力で最大の結果をだしましょう!

2015年04月08日

「月のリズム」を意識する

むくみやすい。止まらない食欲。体重が増える...

それは生理前後10日の間の出来事ではないですか?生理前後の10日間位は、女性ホルモンのエストロゲンが低下している時期。この時期は脂肪組織で、脂肪の合成を促すリポタンパク質リパーゼも増えています。食欲が増す時期でもありますが、食欲のまま甘いものやカロリーの高いものを食べ過ぎるとすぐに体重が増えてしまいます。

生理後がやせやすいと言われる理由

一方、生理が終わってからの3、4日後から排卵日の次の日くらいまではエストロゲンの分泌が増える時期。エストロゲンは体脂肪の分解を促すホルモン感受性リパーゼ(HSL)を活性化します。 有酸素運動をすることにより、HSLの脂肪を分解する働きはさらに促進されます。 ということは、生理が終わってからの8~9日間にジョギングやウォーキング、エアロビクスなどの有酸素運動をすれば脂肪燃焼効果が最大になるということです。この時期は毎日、少なくとも1日おきに、30分以上の有酸素運動がおすすめです。

食欲が止まらなくなる時期のダイエットのコツ!

エストロゲンが低下している生理前後の10日間くらいは、基礎体温が高く基礎代謝も高くなっています。しかしホルモンの関係で食欲も増加し、脂肪の合成も活発な時期だから太りやすいのです。また便秘になりやすい時期でもあります。こんな時期は無理に食事量を減らすのではなく、食物繊維を意識して食べるようにして、全体の摂取カロリーを抑えましょう。

カラダのメカニズムを知って気持ちも体重もコントロール

女性のカラダと心はとてもデリケート。ホルモンで食欲も左右されますが、体重の増える時期には神経質にならず、脂肪が分解されやすい時期に運動を頑張る。ダイエットはONとOFFとメリハリをつけることも長続きのコツです。 女性ホルモンを利用して、楽しく賢くダイエット!応援してます。

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著者

水谷 俊江(管理栄養士)

南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。


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