【がっつり食べてOK?】制限&我慢なしの「MECダイエット」のやり方
「糖質制限ダイエット」のように制限するのではなく、「高タンパク・高脂質食」に食事をシフトするという「MECダイエット」は、制限なし・我慢なしダイエット法なのだとか。本当にやせるの?体への影響は??など管理栄養士の視点から解説します。
2019年09月22日
糖質制限ダイエットとどこが違うの?
肉・卵・チーズを優先に食べること。その他にもルールがあります。
「M(ミート) E(エッグ) C(チーズ)ダイエット」という名の通り、お肉と卵とチーズを必ず食べるダイエット法です。 ■具体的には・・ ・肉(200g)、卵(3個)、チーズ(120g)を毎日食べる ・食べ物を一口入れたら箸を置き、30回よく噛んで食べる ・肉・卵・チーズを食事の中心にして、たっぷり食べる ・野菜は少しだけ(葉野菜がよい) ・空腹の時だけ主食は少し食べてもOK ・いつ食事をしても良い
誰でもすぐに始められるところも人気
カロリー計算・糖質計算が要らない!
食べるべきものは肉・卵・チーズ。手に入りやすいこと、年間を通して価格も安定しているため、続けやすいダイエットです。更に、お肉は部位を気にせず食べてOK! ただし、一口、口に入れたらお箸を置いて、必ず30回噛むことを忘れずに。
ダイエット指導をしてきた管理栄養士の視点からアドバイス
メリット
噛む習慣はやせ習慣。一口入れたら必ずお箸を置いて噛むこと。 たんぱく質が不足するとむくみが出たり、髪やお肌にダメージがでます。MEC食はたんぱく質の中でもアミノ酸スコアが「100」あるため、お肌や髪の毛が見違えるようにキレイになる期待も◎です。 エネルギー源になる糖質の代わりに、体のなかではたんぱく質が糖新生という過程を経てエネルギーを作ります。また筋肉は多くにエネルギーを使います。筋肉はたんぱく質で出来ており、筋肉を落とさないため基礎代謝も上がり、体脂肪が燃えやすくなるのです。 糖質制限ダイエットのように、面倒なカロリー計算や制限がいらない「MECダイエット」は、ルールが簡単なところも長続きできる秘訣かもしれません。
デメリット
たんぱく質を過剰に摂ると肝臓や腎臓に負担が生じる場合があります。また動物性の油脂を過剰に摂ることで、LDLコレステロールや尿酸値が上昇することが考えられます。更には腸内環境が悪化する可能性も考えられます。
さいごに
特定の栄養素を過剰に摂ったり減らしたりするダイエットは、一時的に体重が落ちても元の生活に戻るとリバウンドする可能性が高いことは周知のこと。また腸内環境が変わってしまい、便秘になったりすると元の状態に戻るまでが大変です。 このためMECダイエットも、医師の指導の下で行う以外は注意が必要です。 ただし、お箸を置いて30回噛む習慣は、どなたにもおすすめです!お箸を置いて背筋を伸ばし、姿勢が良くなるよう意識してみてください。美しい所作を意識しながら、よく噛むことで、ダイエットと女子力アップを目指しましょう。
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著者
水谷 俊江(管理栄養士)
南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。