朝食が「痩せ体質」のカギ&午前中のパフォーマンスもUP!管理栄養士が解説します

朝食が「痩せ体質」のカギ&午前中のパフォーマンスもUP!管理栄養士が解説します

「朝ごはん」は食べたほうがいいのか、悪いのか…?このテーマについては、専門家の意見も分かれているようです。一体どちらが本当か、科学的根拠をもとに検証してみましょう。

2016年04月12日

朝食抜きは、朝食を食べる人より5倍太りやすい!

さらに、1日の消費エネルギーの差は20%!

アメリカで行われているNHANESという健康・栄養調査では、朝食を「食べない人」は「食べる人」よりも、摂取エネルギーにおいて500kcal少ないことがわかっています。 上記結果を見ると、「食べない人」のほうが太らなさそうに思えますが、朝食を食べないことでカラダは消費エネルギーを抑えてしまいます。その結果として摂取エネルギーが少ないにもかかわらず、朝食を食べない人は食べる人よりも、なんと5倍も太りやすくなるということがわかりました。 また体温にも変化が見られました。朝食を「食べない人」は「食べる人」に比べ、男女ともに1日の体温が1~1.5度低いとの事。更に朝食を食べない人と食べる人では、1日の消費エネルギーの差は20%にもなるそうです。

朝食はおにぎりや菓子パンでもいい?

食べる物で集中力に差がでます

集中力の実験では、1)朝食を食べない人、2)おにぎりだけ食べた人、3)主食・副菜・主菜を揃えて食べた人で、次の結果がでています。 1)午前中ずっと集中力はマイナス 2)朝食後60分間プラスになったものの、その後はマイナス 3)午前中の集中力はずっとプラス 午前中のパフォーマンスを上げるためには、朝食は主食、副菜、主菜を揃えた定食タイプをオススメします。パン食であれば卵やチーズにサラダを加えるだけもバランスが整います。おにぎりだけだった人も納豆や卵、サラダやお漬物をプラスするだけで充実した朝食になりますね。

ダイエット効果を上げる朝食は

気持ちの良い1日を過ごすためにも、朝食はゆとりをもって食べたいものです。そのためには、前日の夕食にも注意が必要。お腹いっぱい食べて、寝てしまったら翌日胃もたれして、朝食を美味しくいただくことができません。朝起きてお腹空いた~と朝食をいただくことが理想的!快適な1日のスタートのためにも夕食は腹八分を心がけましょう。 また今まで朝食を食べていなかった人が、急に朝食を食べるようになると、摂取エネルギーが増えて、体重が増える可能性があります。しかし、それも一時的なもの。長い目で見れば代謝が上がり、やせやすい、疲れにくい体に変わっていきます。

まとめ

若いうちは朝食を食べない生活で支障を感じることはないかもしれませんが、その生活を何十年か続けていると、50代に突入する頃には糖尿病の心配が…生活習慣病は、若いころから続けていたものが、メタボ世代になると現れるものです。 ダイエットのため、健康のためにも、朝ごはんは食べたほうがGOOD!どうぞ美味しい朝ごはんで素敵な一日を♪

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著者

水谷 俊江(管理栄養士)

南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。


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