【意外と知らない豆知識】人間ドックと特定健康診査の違いとは?

【意外と知らない豆知識】人間ドックと特定健康診査の違いとは?

今では、誰もが知っている人間ドックですが、日本で初めて人間ドックが行われた日はいつかご存じでしょうか?実は、7月12日なのです。今回、その記念日の由来とともに、意外と知らない人間ドックと特定健康診査の違いについて紹介したいと思います。

記念日の由来は?

初めて実施された日

人間ドックは、昭和29年(1954年)7月12日、国立国際医療センター(旧国立東京第一病院)にて、初めて実施されました。

人間ドックは短期入院を伴うために、「短期間入院特別健康精査」と堅苦しい名前で呼ばれていましたが、この検査について報道した新聞の記事において「人間ドック」という名前で紹介されてから、この呼び名が広まりました。

人間ドックと特定健康診査(メタボ健診)の違いとは?

1:法的に違う

人間ドックも特定健康診査も、全身の健康状態を検査する目的です。しかし、人間ドックは、個人が任意判断で受ける「任意健診」です。それに対して、特定健康診査は、40歳~74歳までを対象にして、生活習慣病を予防のための健診です。また、労働安全衛生法などの法律によって実施が義務付けられた「法定健診」にあたります。

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2:検査項目数が違う

特定健康診査の検査項目は問診(既往歴および業務歴の調査や自・他覚症状の有無の確認)、身体測定、視力・聴力検査、血圧測定、便及び尿検査、胸部エックス線検査などの他、生活習慣病の予防のために血液検査、肝機能検査、血中脂質検査、空腹時血糖、心電図検査などの10数項目です。

それに対して、人間ドックは40~100項目ほどあり、全身を徹底的に検査することができます。

健診や人間ドックの受診率は?

3人中2人が受ける確率に

平成28年国民生活基礎調査によると、20歳以上人口に占める健診受診率は、67.3%であるものの、40歳~74歳人口に占める健診受診率は、71.0%でした。

健診や人間ドックを受けなった理由は、20歳~29歳では、「めんどうだから」、30代~50代は「時間がとれなかったから」、60代以上は「心配な時はいつでも医療機関を受診できるから」が最も多くなっていました。

人間ドックを受ける前日に気をつけたいことは?

ポイント1:前日の夜9時までに夕食をすます

血液検査の他、胃の検査や腹部エコーなどに影響がでるためです。

ポイント2:水分は午前7時までに

コップ1杯程度の水分補給なら検査の2時間前までなら大丈夫です。胃の中に水が残ってしまうと、バリウムが薄まってしまい、胃の検査に影響がでるためです。

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まとめ

人間ドックや健診を受けよう

今回、人間ドックの名前の由来や、人間ドックと特定健康診査の違いについて紹介しました。今まで、人間ドックや健診を受けていなかった方は、早期発見の健康の不調に気付くために、一度受けてみてはいかがでしょうか。

【参考文献】
「7月12日 日本で初めて人間ドックが行われた日」(厚生労働省)
https://www.stat.go.jp/naruhodo/c3d0712.html
(アクセス日:4月30日)

「健診」(厚生労働省)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-093.html
(アクセス日:5月2日)

「平成28年 国民生活基礎調査の概況」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/index.html
(アクセス日:5月2日)

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