【11月10日はかりんとうの日】むくみ予防にも最適?古くから愛される「かりんとう」の魅力

【11月10日はかりんとうの日】むくみ予防にも最適?古くから愛される「かりんとう」の魅力

10年前、あるスポーツの人気とともに訪れた「かりんとう」ブームを覚えていますか。かりんとうは、砂糖と油を使ったお菓子ですが、ミネラルを豊富に含んだお菓子でもあります。今回は、ミネラルたっぷりな甘くておいしい「かりんとう」の魅力を紹介します。

11月10日はかりんとうの日

今日11月10日は、「かりんとう」の日です。11月の「1」をかりんとうの棒状の形に見立て、10日の「10」を砂糖の「糖」と語呂を合わせて「かりんとうの日」と定めました。「かりんとうの日」には、全国のかりんとうメーカーからなる全国油菓工業組合が、日本の伝統菓子であるかりんとうのおいしさを全ての世代の人に知って欲しいという思いが込められています。

昔から愛されつづける『かりんとう』の歴史

かりんとうの歴史は古く、奈良時代までさかのぼります。時代の変遷とともに、少しずつ工夫が重ねられていきました。明治時代になると、当時高級食品であった白砂糖ではなく、黒糖を使ったかりんとうが作られるようになり、庶民へと広がったとされています。さらに、大正中期になると機械化され、大量生産が可能となり、大衆菓子として全国に広がったと言われています。

『かりんとう』と砂糖の甘い関係

かりんとうの固さの秘密

かりんとうは、小麦粉と砂糖、ベーキングパウダーに水を混ぜて、油で揚げて作っており、とてもシンプルな材料でできています。かりんとうは、揚げたてだと軟らかいことをご存知でしょうか。

砂糖を使った飴を思い浮かべていただくとイメージしやすいのですが、かりんとうの表面は、砂糖で覆われています。この表面の砂糖が冷えることによって、馴染みのある固く、歯ごたえのあるかりんとうになります。そのため、作り立てのかりんとうは軟らかいのです。

砂糖パワーで美味しさキープ

油で揚げた食品は、時間が経つと油の酸化によって、香りや味の低下を招きます。かりんとうは、砂糖でコーティングされているため、油と空気の接触を減らし、酸化を遅らせる働きがあります。

さらに、黒いかりんとうの場合、黒糖が使われており、黒糖に含まれる「コクトオリゴ」には、酸化を抑える働きが期待できます。そのため、白いかりんとうより、黒いかりんとうの方が、日持ちが長いとされています。

『かりんとう』はミネラル豊富

黒いかりんとうは、白糖の代わりに黒糖を使って作られています。この黒糖は、ミネラルやビタミンが豊富です。

むくみ予防に最適?

女性の気になることの1つとして、むくみが挙げられます。かりんとうには、カリウムが含まれているため、むくみ予防が期待できます。特に黒糖を使った黒いかりんとうは、白いかりんとうの4倍カリウムを含んでいます。

むくみが気になる方には、黒いかりんとうがおすすめです。一方で、持病などでカリウムの摂りすぎに注意が必要な方は、白いかりんとうの方がおすすめといえます。

【無理なく取り入れたい】管理栄養士が教える「減塩」のコツとは?

丈夫な骨づくりにも最適!?

しなやかな骨は健康美に欠かせません。しなやかな骨を作るには、カルシウムとマグネシウムのバランスが大切と言われています。かりんとうは、理想に近いバランスでカルシウムとマグネシウムを摂ることができます。

さらに、黒いかりんとうは、白いかりんとうより、約4倍の量のカルシウムとマグネシウムをとることができます。

【カルシウムの基礎知識】管理栄養士が吸収率アップのコツを解説

まとめ

かりんとうは、長年愛されるおやつです。おやつを食べる時には、時間と量を意識することが大切です。食べるなら、一番体脂肪になりにくい15時がおすすめ。かりんとうのカロリーは、細いタイプ5個で53kcal前後、大きめサイズ2個で80kcal前後です。

噛み応えがあり、固いかりんとうは、少ない量でも十分食べ応えがありますよね。ミネラル豊富なかりんとうは、時間と量を意識して、美味しくいただきましょう。

【参考文献】
・総務省統計局/なるほど統計学園/今日は何の日?/11月10日かりんとうの日 (https://www.stat.go.jp/naruhodo/c3d1110.html)閲覧日:2020年8月12日
・独立行政法人農畜業振興機構/砂糖/ユーザーから/かりんとうと砂糖(https://www.alic.go.jp/joho-s/joho07_000051.html)閲覧日:2020年8月12日
・文部科学省/食品成分データベース/かりんとう 閲覧日:2020年8月13日

【やせ習慣が身につく】管理栄養士が食生活をコーディネートするアプリって?

まずは無料でスタート♪食事を撮るだけ、プロから食事のアドバイスが届く!
  • ・専属の管理栄養士がダイエットをサポート
  • ・食制限なし!正しく食べて身につく「やせ習慣」♪
  • ・管理栄養士が、写真を目で見て丁寧にアドバイス。AIではありません!
  • ・「あってるかな?」そんな食事のお悩みを正しい知識でアドバイス

カテゴリ別ニュース