【福井県のご当地食材】冬の味覚の王様「越前ガニ」の美味しい食べ方

【福井県のご当地食材】冬の味覚の王様「越前ガニ」の美味しい食べ方

冬の旬の魚介類といえばズワイガニ。その中でもオスの「越前ガニ」は、身がギュっと詰まり上品な味が特徴で、全国でもトップブランドとして知られています。越前ガニ漁の歴史は長く、なんと室町時代から漁獲され、さらに明治時代には皇室に献上され全国で唯一の皇室献上ガニと知られています。今回、福井県屈指の水揚げを誇る越前ガニの魅力に迫りたいと思います。

越前ガニの見分け方は?

目印は「黄色いタグ」

産地証明の黄色いタグは、越前ガニの右側のハサミの根元部分に取り付けられています。さらにタグの裏側には、「越前港」と水揚げ港が表記されています。

風格のあるオスのズワイガニは味も絶品

立派な大きな甲羅に大きな爪、長い足と貫禄のある姿はまさにズワイガニ界の王者。長い足の身は、繊細で甘みがあり隙間もなくぎっしりと詰まり、甲羅の中には、濃厚でコクがあるカニ味噌が贅沢に入っています。

越前ガニの本場、越前町を紹介

1:福井県で水揚げ量No.1

越前ガニの水揚げ港は、越前漁港を中心として、三国港、敦賀港、小浜港にわたります。越前町は50隻以上のカニ漁船があり、福島県最多を誇るものの、全国共通な問題ですが後継者不足により、年々数は減っています。

2:カニの漁業まで最も近い

越前沖は港から近いため、越前ガニが生きたまま市場へ届けられます。これが、越前ガニがズワイガニ界の王者で、越前町が本場である決め手と言ってもよいほどです。

3:越前ガニにとって最適な環境

越前沖は暖流と寒流のぶつかる漁場となり、越前ガニのエサとなるプランクトンや小魚、甘えびが豊富にいます。また、越前海岸沿岸の地形が段々畑となっているため、カニや魚にとって生息しやすい上、冬の寒さ、海水の冷たさなど最適な環境が美味しい越前ガニを育てています。

4:越前ガニを扱うお店が多種類!

越前海岸沿いには15km以上にわたり越前ガニを扱うお店が連なり、旅館・民宿、お食事処に鮮魚店と80軒以上と言われています。鮮度が抜群の越前ガニをいつでも食べられ、魚屋さんでもたくさん買うことが出来ます。

地元ならではの越前ガニの美味しい定番の食べ方は?

食べ方1:茹でる

ただ茹でるだけでなく、水揚げされた日の気候や状況に応じて塩や時間を調整して茹で上げるのが本場スタイル。その見事な塩加減が、身の甘さをさらに引き立てます。

食べ方2:刺身

冷水に数秒間浸し、身が開花するように広がる刺身をカニ刺しとも呼ばれています。ほんのりとした甘みと潮の香りを充分に味わうことができます。

【実はやせる食材】驚きの「かに」のダイエットパワー

食べ方3:焼く

長い足に切れ目を入れて焼くだけなのに、味は絶品。また、地元では活きたカニを丸ごと焼き上げる「丸焼き」も好評です。

【鳥取県のご当地食材】江戸時代から受け継がれる「とうふちくわ」って知ってる?

まとめ

福井県の越前町でカニ巡りを楽しもう

今回、福井県が誇る冬のご当地食材、越前ガニの魅力を紹介しました。福井県に来る際には、越前町ならではの定番メニューはもちろん、カニの特性を生かしたパスタやリゾットなどの調理人のアイデア料理も、堪能してみてはいかがでしょうか。

【参考文献】
「越前海岸の冬の味覚の王様「越前がに」」(越前観光ナビ)
https://www.town-echizen.jp/about/feature.php?id=1
(アクセス日:2020年9月29日)

「越前ガニ」(公益社団法人 福井県観光連盟)
http://www.fuku-e.com/200_gourmet_calendar/15_kani/
(アクセス日:2020年10月1日)

【やせ習慣が身につく】管理栄養士が食生活をコーディネートするアプリって?

まずは無料でスタート♪食事を撮るだけ、プロから食事のアドバイスが届く!
  • ・専属の管理栄養士がダイエットをサポート
  • ・食制限なし!正しく食べて身につく「やせ習慣」♪
  • ・管理栄養士が、写真を目で見て丁寧にアドバイス。AIではありません!
  • ・「あってるかな?」そんな食事のお悩みを正しい知識でアドバイス

カテゴリ別ニュース