【食品表示って知ってる?】安全で健康的な食事をするためのポイント

【食品表示って知ってる?】安全で健康的な食事をするためのポイント

「賞味期限」と「消費期限」の違いはご存じですか?この賞味期限などを含む「食品表示」を見て買い物をしている方は、どのくらいいるのでしょうか。食品表示には、バランスのよい食事をするポイントや、食品の安全性についてなど、ぜひ注目していただきたい情報がたくさん記載されています。今回は食品表示の活用方法や、健康管理のポイントについて管理栄養士が解説します。

食品表示とは?

食品を販売する際には、必ず表示しなければならない内容があり、この表示を「食品表示」と言います。私たち消費者が食品を購入するときに、その食品について正しく理解し、安全に商品選択をするために重要な役割を果たしています。

どんなものに表示が必要?

食品の売り方によって食品表示が必要なものと、不要なものがあります。例えば、野菜を収穫した場所で直接販売する場合や、その場で注文を受けて盛り付けて対面で販売する場合などは食品表示は不要です。

お米や単品のお刺身などの生鮮食品や、容器包装に入っている加工食品には食品表示が必要です。全国の様々な場所で生産・製造され、全国各地で販売されるので、対面販売のようにすぐに製造者側に質問ができません。そのため、食品表示から商品の情報を得る必要があります。

食品表示の項目

食品表示の項目には、商品によって多少異なりますが、基本的には上記の表の項目が記載されています。名称や原材料などが記載されている上の表は、「一括表示」とも呼ばれています。エネルギーやたんぱく質などの、食品の栄養成分が記載されている下の表は、「栄養成分表示」と呼ばれています。

食品表示を詳しく解説

原材料とアレルギー物質

原材料の項目には、使用されている原材料と添加物が記載されており、添加物は原材料の後に、/などで区切って表示されています。原材料も添加物も、使用した重量の割合の高い順番に表示されます。

また、容器包装された加工食品にはアレルギー物質の表示が義務づけられています。卵、乳、小麦、えび、かに、落花生、そばの7品目があり、この他に21品目の表示が推奨されています。アレルギーの心配のある方は、注意しながら商品を選びましょう。

今までアレルギーではなかった方も急に発症することがあります。食べた後に体に変化があった際に、原因を見つける手掛かりにもなります。

消費期限と賞味期限

なんだか呼び方が似ているので、どっちがどっちかわからなくなってしまう方もいるかもしれませんね。

「消費期限」は、サンドイッチ、お弁当、ケーキなど品質の劣化が早いものに表示されています。容器や袋を開けず記載されている保存方法を守って保存した場合に、安全に食べられる期限(年月日)のことです。「期限までに消費しよう」で、消費期限と覚えてみて下さいね。

一方、「賞味期限」は、カップ麺、スナック菓子、缶詰、ペットボトル飲料などの消費期限に比べて劣化しにくい食品に表示されます。製造・加工から3ヶ月以上先の賞味期限のものは、年月で表示することもあります。保存方法をしっかりと守っていた場合、期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありませんが、賞味期限が過ぎたら何か変化はないか確認してから食べましょう。

原産国

食品を選ぶ際に、産地に注目している方もいるのではないでしょうか。

「原産地」とは、肉・魚・野菜などの生鮮食品が育った場所や収穫された場所のことです。牛肉に例えると、カナダで18ヶ月、アメリカで8ヶ月、日本で5ヶ月育てられた場合、育てられた期間が長いカナダ産になります。日本で育てられた期間が1番長い場合は、国産となります。

「原料原産地」とは、加工食品の原材料となる生鮮食品の原産地のことです。アジの干物やたくあん漬けなどの一部の加工食品に表示が義務付けられています。中国産の大根を使用して日本でたくあん漬けを製造した場合、原料原産地は中国となります。

「原産国」とは、輸入品に表示する義務があり、その食品を作った国のことです。切ったり袋詰めしただけでは原産国とはなりません。ベトナム産の大根を使用して、中国でたくあん漬けを製造し日本で小分けにして販売した場合、原産国は中国となります。ぜひ買い物の際に参考にしてみてくださいね。

食品表示の活用ポイント

バランスのよい食事をするために

表のように1日に必要なエネルギーと栄養素を知ることで、食品を選ぶ時の参考にすることができます。表の数値と普段の食事内容を照らし合わせることで、生活習慣病予防にも繋がります。

エネルギー(kcal)

BMIを計算して、今の自分の体格を知りましょう。エネルギー(kcal) の摂りすぎや不足を把握して食品を選ぶことで、やせや肥満の予防に繋がります。

【BMIの計算方法】
体重(kg)÷身長(ⅿ)÷身長(m)=BMI
例:体重50㎏、身長160cmの場合のBMI⇒19.5

日本肥満学会の基準では、18.5未満が「低体重(やせ)」、18.5以上25未満が「普通体重」、25以上が「肥満」とされています。肥満はその度合いによってさらに「肥満(1度)」から「肥満(4度)」に分類されています。

たんぱく質・脂質・炭水化物

主食(炭水化物)、主菜(たんぱく質)、副菜(ビタミン・ミネラル)のバランスのよい食事を心がけましょう。健康な体づくりには、それぞれの栄養素がとても重要な役割を果たしているのです。

栄養成分表示を見ることで、どの栄養素がどのくらい入っているのかを確認できます。脂質も体の組織を作るために必要ですが、摂りすぎはカロリーオーバーに繋がるので注意しましょう。

食塩相当量

普段よく食べる食品にどのくらいの食塩が含まれているのか意識しましょう。食塩の摂りすぎは高血圧や胃がんなどの原因にもなります。カップ麺やレトルトカレーなど、塩分が多く含まれる商品もあるので、食品ごとに塩分がどのくらい含まれているのか注目して、塩分摂取量をコントロールできるとよいですね。

栄養強調表示

塩分40%カット、食物繊維たっぷりなど、一定の基準より多い又は少ない含有量であることを表示したのが栄養強調表示です。摂りすぎが気になって摂取量を減らしたい時や、不足気味なので摂取量を増やしたい時に食品を選ぶ目安になりますよ。

【管理栄養士が教える!】つい食べ過ぎている高カロリー食材ベスト3

特定保健用食品・栄養機能食品・機能性表示食品

食事は主食・主菜・副菜を基本として3食バランスよく食べることが大切です。日頃の食生活の中で、ビタミンやカルシウムが不足してしまっているなどというときに補助的に利用していきましょう。不足した栄養を補えるからと摂取しすぎると、健康に害を及ぼす可能性もあります。1日の摂取量や注意事項をよく確認して正しく利用しましょう。

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まとめ

いかがでしたか?食品表示には、食品選択や健康管理をするために重要なポイントがたくさん記載されていますね。また、食品は誤った保存方法をしてしまうことで食中毒に繋がる可能性もあります。ぜひ食品表示を活用して、安全で健康的な食事をしていきましょう。

【参考文献】
・消費者庁/早わかり食品表示ガイド
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/information/pamphlets/assets/02_h-foodlabelling_202011.pdf
(閲覧日:2021年2月22日)

・消費者庁/【消費者の方向け】栄養成分表示の活用について
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/nutrient_declearation/consumers/
(閲覧日:2021年2月22日)

・厚生労働省/日本人の食事摂取基準(2020年版)
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf

・e-ヘルスネット/厚生労働省/肥満と健康
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-001.html
(閲覧日:2021年2月22日)

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