【メカニズムから理解しよう!】管理栄養士が「食欲をおさえる方法」を伝授

【メカニズムから理解しよう!】管理栄養士が「食欲をおさえる方法」を伝授

ダイエット中だと思うほどに襲ってくる、食欲。今回は食欲がわくメカニズムと、食欲が抑えられない時や間食したくなった時の乗り越え方について、管理栄養士がご紹介します。

「食べたくなる」体のメカニズムとは

お腹がすいたと感じる栄養素とは

食べ物には色々な栄養素が含まれています。その中でも「炭水化物」「タンパク質」「脂質」は三大栄養素と呼ばれて、人が生きていくために欠かせないエネルギー源です。これらの栄養素は食事をすると消化されて血液の中に吸収されていきます。その中でも「おなかがすいた」と感じる栄養素は血液の中に溶けた炭水化物と脂質です。

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食べたくなるサインとは

食べたご飯やパンや麺類やお砂糖などの炭水化物は、体の中で消化されます。そしてグルコースという、砂糖よりもずっと小さい分子に分解されて、血液に入ります。食後、しばらくは血液の中のグルコースの量が増えていきますが、時間がたつにつれ、グルコースの量は減少していきます。

すると、脳では「エネルギーを補給して~!」と、摂食中枢とよばれる神経細胞に指令を出しはじめます。これが「食べたくなる」サイン。

さらに時間が経過して空腹状態が続くと、カラダは先ほど食べた炭水化物や脂質、タンパク質をエネルギーとして使い果たします。食事から得たエネルギー源を使い果たした後、今度は今まで溜めこんでいた皮下脂肪(中性脂肪)を肝臓で分解してエネルギーを作り始めます。

肝臓でエネルギーが作り出された後、中性脂肪の部品であった脂肪酸だけが肝臓に残ります。この残った脂肪酸が血液に流れてまた脳では「早く食べ物をちょうだい」と、摂食中枢の神経細胞に指令を出すのです。

空腹を感じた時こそダイエットチャンス!

つまり、空腹を感じた時こそ余分な皮下脂肪が燃えているというサインです。脂肪が分解されている時間を長く持たせるためには、食事と食事の間は6時間はあけましょう。

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食欲や間食の誘惑に負けそうになったら…

ビターチョコ1カケ

食事をしてから6時間あけることで、しっかり脂肪を燃焼させるのが理想です。しかし、実際はそう上手く行かないときもありますよね。小腹が空いたり、甘いものが食べたくなったり、そんな時はチョコレートを1カケだけ食べましょう。おすすめはチョコレートの中でも糖分が比較的少ないビターチョコレートです。

チョコレート1カケがオススメな理由

チョコレートには含まれるポリフェノールは食事前に食べると脂肪の消化や吸収を抑える働きがあります。チョコレートに含まれるテオブロミンという物質は脳を興奮させて、食欲を抑える働きもあります。また、チョコレートに含まれる甘さが幸せ気分を運んでくれます。温かいお茶と供に、リラックスタイムとして楽しんでみてはいかがでしょうか。

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ダイエットは頑張りすぎないで!!

ダイエットは頑張りすぎると心を苦しめてしまう時もあります。食欲のメカニズムを知って、時には自分の食欲すらも客観的に見つめること。食欲や欲求うまくコントロールして、心がほっこりできるようなダイエットを楽しみましょう。

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