食べていないつもり…なのに太ってしまう人の原因は?管理栄養士が解説します
「食べていないつもり」なのに、なぜか太ってしまう。体重を減らそうと思って、エネルギーの低いものを選んで食べているつもりなのに何故か体重が減らない…。実は、食べる量が少ないからといって、体重が減るとは限らないのです。体重を減らすためには、食べる量も大切ですが、同時に、その日に消費したエネルギー「消費カロリー」も考える必要がある点について管理栄養士が解説します。
2016年04月06日
体重の増えるメカニズムとは?
そもそも、なぜ体重が増えるのでしょうか…? 答えは簡単。食べた量「摂取カロリー」が、動いた量「消費カロリー」より多いと体重は増えます。だからと言って、食べる量を減らしても、基礎代謝量や運動などで消費した「消費カロリー」がそれより少ないと太ってしまうわけです。 つまり、食べている量が少ないと思っていても、それよりも動いていない可能性があるのです。
エネルギーの少ないものばかり食べていると?
野菜やカロリーオフの飲み物など、低カロリーの食べ物。痩せるはずのこれらの食べ物も、そればかり食べていると、体は低エネルギーでも活動できるよう「エネルギーを節約する体」になってしまいます。 つまり、食べたカロリーに体が合わせていくようになるので、より体重を減らすためには、より少ない量の食事をしないといけない…というサイクルになってしまいます。 また、食事バランスが崩れることで、満腹感が満たされず、ストレスを感じてしまうことも…!
たんぱく質が鍵!
ダイエットを成功させるには、基礎代謝量を上げ、1日の消費エネルギーを増やすために必要な「筋肉」の材料となる肉や魚、卵、大豆製品などの「たんぱく質」を多く摂取することが大切です。たんぱく質量の目安は、1食あたり、指を含まない片手の平の大きさと厚さ分です。 毎日の食事から「たんぱく質」をしっかり摂取することで、筋肉を維持することができ、やせやすい体を作ることができますよ!低カロリーの食品だけでなく、これらの「たんぱく質」源となる食品をしっかり摂取して、無理なくダイエットしていきましょう!
運動で消費カロリーを増やそう!
リバウンドを防いで理想の体をゲットするために、おすすめなのが運動です!運動には、気分に良い影響を与える効果もありますし、筋量が増え、基礎代謝がアップすることで、リバウンドしにくい体も作ってくれます。特別な運動をしなくても普段の生活の中で取り入れられる工夫もありますよ。 例えば、通勤や通学で1駅分歩いてみる、エレベーターでなく階段を使う、いつも車で移動していたところを自転車にしてみる、就寝前にストレッチしてから寝るなど、こういった少しのことでも、カロリーを消費してくれますし、気分もグッと上げてくれます。運動が好きな方であれば、お好きなスポーツやジョギング、サイクリング、ハイキング、ヨガなどで体を動かすのもとっても良いですね。 運動後はリフレッシュ効果がありますし、メンタルにも良い効果が期待できます。少しずつでも、生活の中に運動を取り入れて、楽しくダイエットしましょう!
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著者
松崎 美奈子(管理栄養士・NSCA‐CPT・フードコーディネーター)
国内ではこれまで、スポーツ選手などアスリートの体作りやコンディショニングなどを栄養面からサポートしてきました。2015年よりNFLチアリーダーとして活動する中で、改めて食事の大切さを実感いたしました。アメリカでの食文化や栄養の知識を深め、また、NFLチアリーダーとしての経験を生かし、その方に合った、より良い食事面でのお手伝いをさせていただきます。