意外と知らない?ダイエットを強力にサポートする「食物繊維」の役割について
文字通り、食物の繊維である「食物繊維」。食物繊維にはほとんどカロリーがないため、空腹を紛らわすダイエット食として便利です。しかし、それだけではありません!糖質の吸収を穏やかにしたり、便秘の解消や予防など、ダイエットをサポートする働きも!今回は、食物繊維の特徴と働きについて、改めてわかりやすく解説します。
2016年04月18日
食物繊維とは
植物性食品に含まれている繊維やネバネバした成分のこと
野菜や果物、きのこ、海藻に含まれていてヒトの消化酵素では消化できない成分を食物繊維と言います。この食物繊維、実は以前まで「栄養にならない」として、5大栄養素から外されていました。 しかし、近年では生活習慣病を予防する働きが注目され「第6の栄養素」として脚光を浴びています。
食物繊維の働きは?
1)便秘の予防・改善: 水分を吸収して膨れ、更に消化されないため腸管を刺激して蠕動運動を促します。便の量も増やします。 2)満腹感: 食物繊維は水に溶けないため、咀嚼が増えることにより、満腹感を得やすい。また、消化が悪いので胃の中に長くとどまり空腹感を抑えます。 3)血糖値の急激な上昇を抑える: 血糖値が緩やかに上昇することで、体内への糖の取り込みも緩やかになります。 4)腸内環境を整える: 腸内にある善玉菌のえさになることで腸の環境を改善します。
食物繊維は2種類あるって知ってる?
それぞれ違う働きをします
食物繊維は、水に溶けない「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」に分類されます。 1)不溶性食物繊維: 豆類・ナッツ類や、カボチャ、にんにくの芽、ブロッコリーの茎など繊維の多い野菜に含まれます。 2)水溶性食物繊維: 大麦・ごぼう、果物や海藻などに多く含まれています。
それぞれの役割
1)不溶性食物繊維の働き: ・便秘の予防・改善 ・満腹感 2)水溶性食物繊維の働き: ・血糖値の急激な上昇を抑える ・腸内環境を整える …それぞれ違う働きをしているんですね!
まとめ
カラダへの機能性が高く、満腹感を与えてくれるだけでなく、便秘の改善や予防、糖の吸収をゆっくりさせてくれるなどダイエットに嬉しいことばかりの食物繊維! 食物繊維は、噛みごたえのある野菜や豆類やナッツ、ヌルヌルした海藻や納豆、モロヘイヤなどを意識して普段の食事に取り入れるようにしましょう。そしてよく噛んで食べること。 また、早食い傾向にある人は肥満率が高く、食物繊維の摂取量が少ないという関係が有りますので、ぜひ意識して摂るようにしましょう。 食物繊維を上手に取り入れて、ぜひ健康的なダイエットを!
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著者
水谷 俊江(管理栄養士)
南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。