パンは太る!は大間違い!ダイエットにも使える小麦の秘密って知ってる?

パンは太る!は大間違い!ダイエットにも使える小麦の秘密って知ってる?

パン=糖質=太る?!と思われがちですが、パンに使われる小麦粉は、意外にもたんぱく質の供給源でもあるんです。日本人1人が一年で食べる小麦の量は平均33kg。食べる量の多い小麦だからこそ、うまくダイエットに使いたいもの。そこで今回はパンを焼く時に使う小麦・小麦粉について栄養的に優れた点や、ダイエットにいかすポイントをご紹介致します。

2017年02月09日

パンに向く小麦の基礎知識

パンに向く小麦とは?

小麦は粒のかたさで、硬質小麦(ハード小麦)、軟質小麦(ソフト小麦)に分けられます。 硬質、軟質を決める定義は特になく、国によってはパン作りに向く小麦を硬質小麦、向かない小麦を軟質小麦と呼んでいます。硬質小麦は軟質小麦よりもたんぱく質を多く含んでいます。このたんぱく質の大部分がグルテニンとグリアジンというもので、この二つのたんぱく質と水が結びつくことでグルテンというものになり、粘りや膨らむというパンに適した性質がうまれます。 ■ダイエットにはパンが効くって本当?その秘密を解説♪

パンの種類によって小麦を使い分ける

パンに向く硬質小麦ですが、品種や土壌、気象などの条件によってたんぱく質量に差が出ます。硬質小麦の中でも、たんぱく質を12%以上含む硬質小麦は食パンのような大きなふくらみを必要とする型焼きパンに。たんぱく質10%前後の硬質小麦はフランスパンのような直焼きパンに。インドで収穫される硬質小麦はたんぱく質6〜8%と少ないため、膨らみを必要としないチャパティーやナンに使われます。

小麦粉の種類

小麦を粉砕、ふるい分けしたもので粒子が細かいものが「小麦粉」。粒子の粗いものは「セモリナ」。小麦を粉砕し、ふるい分けていないものが「全粒粉」または「グラハム粉」と呼ばれています。日本では、小麦粉はたんぱく質含量によって用途別に4つに分けられています。たんぱく質量の多い順に、「強力粉」「準強力粉」「中力粉」「薄力粉」です。 一般には、食パンに強力粉、フランスパンや菓子パンには強力粉や準強力粉が使われますが、作るパンの種類によって粉を使い分けたり配合したりしています。

栄養の宝庫・小麦胚芽&小麦ふすま

小麦は3つの部分で構成されています。小麦粉として使われる約83%の胚乳。小麦粉を作る工程で、味を損ない、加工をしにくくするという理由でふるい分けられてしまう15%の外皮(ふすま)と2%の小麦胚芽です。小麦胚芽や小麦ふすまには生活習慣病の予防や、美容・健康に役立つ成分が豊富に含まれているのです。

小麦胚芽

小麦胚芽には脂質、たんぱく質、ミネラル、ビタミンがギュッと凝縮されています。なかでも抗酸化作用が強く、若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEや、一般の食品には少ないビタミンB1、B6が多く含まれています。

小麦ふすま

ふすまは小麦の表皮。殻の部分です。小麦ふすまは良質のたんぱく質やビタミン、ミネラルを含み、日本人に不足しがちな食物繊維をとびきり多く含んでいます。しかし小麦ふすまはパンの味を損なうということで、小麦胚芽と共にふるい分けられ、現在では多くは動物の飼料として使われています。 そんな中、健康志向の要望に応えるよう、ふすまを美味しく食べられるような技術的工夫が加えられ、全粒粉、ふすま入りパンが美味しく食べられるようになりました。

ダイエットにおススメは?

小麦粉の中でも、パン用の小麦粉は、うどんやお菓子用、天ぷら用の小麦粉に比べてたんぱく質が多い分、糖質が少なくなります。 またバケットやバタールなどのフランスパン系は小麦粉・イースト・水・食塩だけで作られているためカロリーも脂質、糖質も低めです。さらに噛みごたえがあるため、代謝アップも期待できるうえ、過食も防ぎます。 また小麦胚芽や小麦ふすまを振り分けない全粒粉の小麦粉ならパン用の小麦粉の食物繊維は4倍、ビタミンB1やビタミンEは2~3倍を摂ることができます。 ■パン好きさんに教えたい♪パンDEダイエットができる時代!成功のポイントは?

まとめ

いかがでしたか?パンそれぞれ特性をいかした小麦を使っているパンはバターやジャムを加えなくても噛みしめるほどに美味しいものです。パンを食べることで油脂や塩分の多いおかずを食べ過ぎないようにすることにもつながります。 美味しいパンを満喫して食べ過ぎを防ぎダイエット!健康で美味しい生活を応援しています。

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著者

水谷 俊江(管理栄養士)

南米、北米で10年間生活した中で、改めて日本人の食文化の偉大さを感じました。美容クリニックでのダイエット指導、特定保健指導での相談業務に携わり、現在では「食」をテーマにしたコラムを執筆しております。世界の食文化と同じように、お一人お一人のお食事の環境や歴史は異なります。今の生活の中で無理なく太る習慣が改善できる方法をオートクチュールで提供いたします。


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